さて前回の記事でも書いた通り、ワイの朝4時半起きは既に習慣化されていた。アホな判断なくせに、それでも何とか持ちこたえていたのが逆にタチが悪かったのである。もちろんそんな中でもありえない事は続くものでありまして・・・。
新たな事実
皆さんは覚えているだろうか。ワイが病むきっかけになったEGZのお仕事3種盛りの事を。特にEとGの製品に関しては、弊社でやり切れずに全てT社でやってもらうはずだったのに、不良品混入があったため結局弊社(というか、ワイ)が見直しをしているという『意味あるのか、これ』的な製品である。
ある日の早朝、ワイは注文があったため製品を見直しすべくEGの在庫がうず高く積まれている弊社倉庫へと向かった。ワイの背の高さより高く積まれており、上げ下ろしするのも一苦労である。そんな中、ワイは自分の顔と同じくらいの高さの箱を1個取ろうとして、うっかり手を滑らせてしまった。どうせこの後見直しはしなければならないのだが、衝撃を与えてしまったという事でワイはその箱を特に注意する意味で印をつけておいた。
注文分のピックが終わり、ワイは台車に積んだ製品を検査室に運んでいた。だが、どうしても先ほど落とした箱が気になって、事務所の机の上でさっそく開けてみる事にしたのである。箱の外観は特に変形していたりつぶれていたりという事もなく、至って普通である。だが開けてみて驚いた。何と、ツメ折れが2個発生していたのである。25個中の2個というのは、なかなかの確率である。このツメ折れ、この記事でも書いたように、弊社がこのEGの製品を見直しするに至った直接の原因でもある。当然ながら、ツメが折れた不良品混入の指摘をしてきたF社は「不良の見逃しでツメ折れ製品が混入した」と考えており、弊社もそうだと考えたため効率の悪い『見直し』をしているとも言える。ワイは思う所があり、台車にすでに載せてあった他の落としていない箱の中も急いで見直してみた(60サイズの箱50箱ほど)。結果、ツメ折れが発生していた箱はワイがうっかり落としてしまった箱のみだったのである。
ワイはこの結果に少し憤りを感じていた。なぜなら、今回のツメ折れはワイが出荷する前にたまたま落としてしまい、見直したから発見されたようなものである。もし仮に弊社からの出荷まではツメが折れていなかったとしても、その先のどこかの段階で誰かが箱を落とせばツメが折れる可能性は高くなる。例えば、トラックに積んだ後の荷崩れ、取引先に納品した後に誰かが落としている可能性もある。更に、その取引先から組み立て工場に運ばれた後、組み立てコンベアに乗せられる前段階でも、誰かが箱を落とす可能性は大いにあるのだ。しかも箱を落とした所で該当の箱の外観に影響がなければ、中身を見直す可能性はほぼゼロと言っても良いのである。
という事は、「ツメ折れ混入防止」を目的に弊社で時間をかけて見直した所で、その先で箱を落とされたなら見直しは意味を成さないのである。つまり、取引先が「箱を落とす事でツメ折れが発生する」事実を把握していない限り、どの段階でツメ折れが発生しようとも全て弊社の責任になってしまうではないか!!フザケンナっつうの!!ワイはこれをかなりの重大ごととして捉えた。「弊社だけが気を付けていてもどうしようもない事」を弊社だけが気を付けている状態なんだから意味のない事をやっている、との考えであった。
その時、ちょうどアホ面した工場長のXが出勤してきた。これはグッドタイミングではないか。ワイはXを引き留めて事の経緯を話した。そして一通り話し終えた後、ワイはXに「これ、社長に報告した方が良いよ」と言ったが、案の上話したがらないそぶりを見せたため「報告してF社にまで話持って行かないとウチららだけが悪者になるんだぞそれでもいいのか??」と言ったらしぶしぶ社長に電話をかける事を了承したのである。
こうして社長に電話をかけたX。社長はこの後弊社に用事があったらしく、その時に話を聞くというのだが果たして・・・次回へつづく。

