さて、T社にやってもらう事になったEGZのお仕事3種盛り。納期が短い中でT社が大量の製品を扱っているという事で、ワイは「ミスが出ませんように(必死)」と祈りながら過ごしていたのだが・・・。
意味あるのか、これ
ある日の夕方、F社から電話がかかって来た。ドキッとするワイ。なぜなら夕方にかかって来るF社からの電話は、99.9%クレームの電話だからだ(午前中だったらただの業務上の連絡)。そわそわしながら電話を取るワイ。相手は品管のお偉いさんで(この人は良い人です)、工場長に代わってくれとの事。Xに電話を渡すワイ。内容はクレームだというのは分かってるので、生きた心地が全くしないぜ!
電話を終えたXに内容を聞いてみると、案の定クレームの電話であった。Eの製品の中に1つ、ツメが折れたものが混入していたというものである。この製品は完全な外観物であり、梱包がめちゃくちゃ厳重である。そのめちゃくちゃ厳重な梱包の中からツメ折れの製品が出て来たので、「見逃しではないか」というお話。
F社に代替品を持って行くことでこの件はあっさり終わったのだが、終わらないのは弊社の方である。T社から上がってくる製品を、注文通りにラベルを貼って出荷するだけの体制にしたことで何とか持ちこたえたワイ。しかし前回の記事の通り、本来報告義務があるはずの「他社への金型のまた貸し」をF社には報告していないので、F社はEGZの製品は弊社でやっていると思っている。つまり、T社でつくってもらって検査した製品でも、責任を問われるのは弊社という事になるのだ。ワイはXに言った。
ワイ「これ、社長に報告上げた方が良いと思う。このままだと、T社から上がって来た製品をウチで再び見直す事になるよ。それじゃあT社にやってもらってる意味ないのよ」
X「う~~ん・・。後で電話してみる」←ま~~た始まった
ワイ「いや後でじゃなくて今直ぐ電話しろや」
こうして無事いつもの病気を発症したXをけん制して電話をかけさせる。電話を終えたXに話を聞くワイ。
ワイ「で、どうだって?」
X「ウチで見直すのは、時間がかかりすぎる上にT社にやってもらってる意味がないって言ったんだけど、『T社には安い値段でやってもらってるしこれ以上負担はかけられないから、EとGの製品はウチで見直すしかないね』だってさ・・・」
オーマイガ!!他社に負担がかかるのはダメでワイに負担がかかるのは良いとか、アタマの中にウ〇コでも詰まってんのかよ?そもそもこの製品、確かにT社に安い価格でやってもらってる。じゃあ弊社の中抜き部分がデカいのかって言ったら、決してそうではない。つまりどういうことかと言うと元から全く儲からないも同然の仕事だったのである。そんなさっぱり儲からない仕事をそれにかかる経費(材料費、人件費)の事を全く考えずに「単価が良いから」という理由だけで取ってきてそのせいでワイの体調がおかしくなるし、この社長マジでアタマおかしいんだわ。
ということで、T社にやってもらったEとGの製品に関しては、出荷前に弊社で(というかワイが)見直す羽目になってしまった。憤りを感じずにはいられないが、「それでも1からウチで作るよりはマシ・・・」と自分に言い聞かせている状態であった。
そして効率よく見直しする方法を見つけ何とかこの体制にも慣れてきた矢先、次の事件が起こったのである・・・次回へつづく。

