さて、EGZの成形を弊社でやらなくても良くなるという事で、ワイは喜んでいた。何もやらずに陰で見ていただけの工場長Xも喜んでいたがフザケンジャナイワヨ。そして弊社の代わりにそれらの仕事をやってくれる事になったT社との顔合わせと打ち合わせも終わり、ワイはホッとしていたのだが・・・。
クソはどこまで行ってもクソ
T社でどこまでやってくれるかと言うと、成形・検査・梱包までやってくれるとの事。詰め終わった箱には品番と色番、個数もスタンプしてくれるらしく、ワイの仕事は注文が入ったら倉庫からそれらを引っ張り出してきてラベルを貼って出荷場所に並べるだけになった(これも重労働だが)。T社は弊社よりも小さい会社ながら、女性陣も男性陣も弊社の倍の数在籍しておりなかなか頼もしいように思える。
この話は当然この仕事を持ってきたS社のL氏にも伝えられたのだが、L氏は渋い顔をしていたらしい。理由は「T社がいまいち信頼出来ない」との事。T社に関してはワイも過去に色々話を聞いている(また別の機会に別記事で)。だが、今はワイを救ってくれた救世主みたいなもんで、ワイが文句を言う筋合いはない・・・というか、どう考えたって弊社で処理しきれないって最初から分かってる製品をバカ社長に売り込んだL氏が、それこそT社の悪口など言える立場にないと思うんだが??社長もクソやが、お前も同罪やぞL氏め!
という事で、EGZのお仕事3種盛りをT社に任せる体制が始まった。ただ納期が厳しい故、一気に数か月分の在庫をまとめて作ってもらわなければならなず、T社のスケジュールの調整やF社に大量の原材料や副資材の発注をしなければならない事、それらの物をT社へ引き渡すための労力(大量すぎるので)など、それはそれで忙しく大変だったが、前に全部弊社でやっていた頃から比べたら天国であった(これは完全に感覚麻痺してますね、ハイ)。
ただ、ワイの中でずっと気になっている事があった。それは、T社にやってもらう事をF社は知っているのか(知らせたのか)という事である。これは製造ならどこの会社でも一緒かと思うが、自分たちが貰った仕事を何らかの理由で他の会社にやってもらう場合は、F社の承認が必要になって来る。それは、金型はあくまでも『F社からの借り物』だからである。自分達から「仕事くれ」って言っといてかかって、やっぱり出来ないからって勝手に黙って他の会社に金型持って行かれたら気分悪いじゃん?何かあった時に責任問題にもなってくるしって事だと思われる。ワイは思い切って社長に聞いてみる事にした(本当は喋りたくない)。
ワイ「あの~、EGZの製品をT社にやってもらう事を、F社は知ってるんですよね?」
社長「知らせてない。こっちから仕事欲しいって言ったから、バツが悪いし」
・・・オーマイガッ!!!悪いのはバツじゃなくてお前のアタマなんだよこのクソチビが!!!自分の体裁のために、本来ならルール違反である「黙って金型のまた貸し」をやってるとかクソかよ。これで困るのはワイである。なぜなら、F社に知らせてない=T社でやってもらってる製品も表面上は弊社でやっている事になるからである。という事は、もし仮にT社でミスがあった場合、表向きは弊社でやっている事になっているためその責任の所在はワイにかかって来るという事だ。この記事で、「仮に何かあった場合は私が対応する」と言っていた社長だが、ぶっちゃけこいつの言う事は信用できない。信用できないのになぜこのクソ会社に残る選択をしてしまったのか。ワイのバカバカバカ!
人間である以上、ミスは付きものである。T社があれだけ大量の製品を捌く中でミスをするのは恐らく時間の問題と思われる。ワイはT社から上がって来た製品を出荷しながら「ミスがありませんように」と祈る事しか出来なかったのである・・・次回へつづく。

