さて、ワイが辞めたいと伝えると、珍しく解決策を提案してきた社長。逆に言うとここまで切羽詰まらなきゃ対策立てられないんかよ・・・とも思ったわけだが果たしてどうなるのか。
こいつも同罪
数日して、社長がワイとXに話があるからと弊社にやって来た。どうもこの前話していた「EGZ」の3種の仕事を引き受けてくれる会社が決まったらしい。それが弊社から車で10分もかからない場所にある「T社」であった。このT社の事は昔から知っているが、いわば同業者であり仕事内容も取引先も弊社とかなり被っている(この「T社」も色んな意味で凄い会社なので、これは別の機会に別記事で書きたい)。立場は弊社の上でも下でもなく、同等である。そして社長は言った。
「T社でやってもらえる事になったから、 まだこの会社にいて欲しい」
ワイは咄嗟に「分りました・・・」と言ってしまっていた。これがこの先長きに渡る地獄の入り口だという事を知らずに・・・コワイネー。まぁ、ワイが会社を辞めるのを止めた(ややこしい)のには一応理由がある。まずは、珍しく社長が具体案を出し早急に行動してきたこと(一応、そこに社長の本気度を感じた)、そして会社を辞める事にやはり不安を感じていた部分があったということである。逆に言えば、そこに付け込まれたとも言えなくもないワケだが・・・。
という事で、ワイの悩みの種であった「EGZ3種盛り」のお仕事は、ワイの「退職したい意思を表明」した事でようやく一応の解決となった(この含みのある書き方は、別記事で明らかになります)わけなのである。T社と今後の打ち合わせをしなければと言って社長は帰って行った。
「EGZ」の製品を弊社で成形しなくて良くなったことが決まり、ワイは「やっと激務から解放された」ような気分になっていた(実際は解放されない)。このEGZのせいで他のワイがやらなければならない業務は滞り、かといって納期が迫っている物を放置するわけにもいかず、結局早出残業の繰り返しだったからだ(サービス分も当然のようにあった)。
これに喜んだのはワイだけではない。当然ながら工場長のXはこの製品のせいでワイ以上の残業をしており(社長に何も言えずに、自らサービス残業している状態)、ワイ以上の喜びようだったのである。その様子にちょっとカチンとくるワイ。お前、完全にワイにおんぶにだっこしてるよな?と思っていたら、こいつとんでもない事言いやがった。
X「いや~、主任が退職するって言ってくれたおかげでこれでウチでやらなくて良くなったわ~」
・・・は?いきなりで悪いけど今すぐにタヒんでくれないか?何が「主任が退職するって言ってくれたおかげで~」だ。こいつ、前の記事で「言うのは主任(ワイ)の勝手」って言っておきながら、いざそれが自分に取って良い方に転がると「言ってくれて良かった~」って、完全に手のひらクルーでマジでムカつくわ!そもそもお前が「これ以上は無理です」って言わなきゃいけないのを言わずに来たからこんなことになってんだぞ。テメェの額にうっすらと生えてる貴重な前髪燃やすぞ?ワイが自分の進退をかけて提言した後ろで、岩陰から何もせずにただ黙って見てるだけのお前が何で工場長なの?バカなの?
弊社で「EGZ」の製品を成形しなくてもよくなったのは良かった。ただ、この話はこれで解決~という単純なものではないのは前の記事でも書いた。なぜそう書いたのかは・・・次回へつづく。

