ワイの地獄 その8

仕事シーズン2・中

ワイの地獄 その7(前回の記事)

 さて、工場長のXが自らの保身を図るばかりで全く当てにならない事を悟ったワイには、「社長に直接電話連絡する」という選択肢しか残されていなかった。もちろん、このままワイだけが何も言わずに我慢すれば済むかも知れない。でも、今までの累積事項も考えると、到底「黙っている」という選択肢はなかったわけでありまして・・・。

ワイVSクソ社長

 もちろん、社長に連絡して自分の意見を直接言うという事は、ある程度の覚悟が必要になってくる。もちろん、今の体調が悪い時にその原因となっている人物に直接コンタクトを取るという怖さもあるし、この頭の悪いクソ社長の事だからワイの意見を「社長に対する文句」と歪曲して捉える可能性があるという事であった。もちろん収拾が付かなくなった場合の「退職」も頭の片隅に置いておいたのは内緒だ。
 ワイは若干手を震わせながら社長の携帯に直接電話をかけた。何回かのコール音の後に社長が出る。

シャチョ「お疲れ様です」
ワイ「お疲れ様です、腹痛のシメジです・・・」
シャチョ「どう?調子は」
ワイ「良くないですね」

シャチョ「思っている事は我慢しないで言ってね」

・・・こんなやりとりを交わした後、ワイはさっそく本題に移ることにした。

ワイ「それでですね、私がどうして体調を崩してるのかその原因をお話したいと思いまして」
シャチョ「・・・仕事が多いからって工場長から聞いてるけど」←事の本質分かってなくて草。
ワイ「まぁ簡潔に言ってしまえばそうですが。今回クレームが付いた製品ですけれどそもそもあの仕事、私にも工場長にも事前に全く何も知らされないまま社長取って来られましたよね?それって、従業員の立場からしてみたらなぜ事前に言わないのかという話になるわけです。もしやるにしても、なぜあらかじめ一言説明が無かったかを考えると、納得いかないものがあります」
シャチョ「・・・う~ん・・・」
ワイ「こんな小さな会社なのに事前の説明もないとなると、私たちも仕事のキャパシティーというものがあるので直ぐに対応するのも難しくなります。社長、いつもご自分で『きちんと情報共有を』とかおっしゃってるじゃないですか」
シャチョ「・・・う~~ん・・・」
ワイ「こういう事をされると、信頼関係を構築するのは難しいと思いますが」
シャチョ「・・・・・・そうだね、あれは事前に言うべきだった」
ワイ「私達からしたら『従業員の存在を無視されたも同然』なのですが」
シャチョ「いやいや違うよ~、無視とかそんな事思ってないよ~、誤解だよ~」


・・・なにこのやりとり。これじゃどっちが社長だか分かんねぇ。更に続く。

ワイ「社長がそう思っていらっしゃらなくとも、実際にやられるとそう思ってしまうのが当然です。私たちも事前に相談して下されば『やるしかない』と思えますが、何も知らされないままだと『信頼されていないんだ』となります・・・」
シャチョ「・・・そうだね、それは私が悪かった」←言い方が反省してない
ワイ「あと、今回私がお話ししているのは私だけの意見ではありません。工場長も社長には何も言いませんが同じことを思っています」
シャチョ「・・・あ、ソウナンダ・・・」

ワイ「とにかく、今の仕事を弊社でやるのは不可能です。このままでは2人とも潰れます」

 と言って、完全に逃げの姿勢に回っている工場長のXについても触れておいてやった。

 更にワイは、もう1つストレスの原因になっている『全く支給される気配のない主任手当』についても尋ねる事にしたのである・・・次回へつづく。

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