クソ社長に意見を丸無視される哀れなワイ。出来ないのにそれしか選択肢がないからやらざるを得ない現状に気が狂いそうですわ・・・。
みんなタヒね
納期が短いのに手間はかかりまくるEGZの製品を前に、ワイと工場長のXは必死になっていた。本来ならば社長がやらなければならない「対策を練る」という事を社長自身が放棄しているため、現場の2人だけで考えなければならずにイライラは募るばかりであった。
夜中の人が会社にいない時間帯でも機械を止めずに製品を溜める事が出来ないかも試したが、それをやって翌朝に溜まった製品を検査したところ、キズの不良率が驚異の40%に達したためやっても無駄だと判断(半分近く使い物にならない)。本来ならばこういう製品を成形するのであれば、工場が無人でも夜間でも製品に傷を付けずに溜める事が出来る「ストッカー」という機械を持っていなければならない。だが、クソ零細の弊社にそんなものはない。ないのになぜこの仕事を引き受けたのか。結局会社に人が居る間しか機械は動かせないという結論に達した。ということで結局ワイが会社にいる間、ワイは検査室でU社とK社の仕事をしながら、15分単位でEGを製造している成形機(EGは同時に成形)と、Zを製造している成形機の間を行ったり来たりしながら検査→梱包→また検査室に戻ってU社とK社の仕事をするという、もはや自分でも何やってんだか分からない状態に陥っていた。
ワイがそんな状態なのを尻目に、パートどもは「私関係ないです」とばかりにワイを無視。休憩時間にワイが気付かないまま仕事を続行しているのに「休憩だよ」の声をかけられることもなく、しばらくしてからXに「休憩」と言われて気付く始末。ワイ、パートが今まで休憩に気が付かずに仕事を続行していた時は「休憩だよ~」って必ず声かけてたのになにこの仕打ち、酷過ぎねぇか?まぁ下手に声かけて自分たちに仕事振られるのが嫌なんだろうが、好き嫌い言うなら会社来るなよ。
社長はこの状況を無視、パートどもも「私関係ない」状態。出来る人間にだけ皺寄せが来るこの状況が会社として健全なわけがない。結局、ワイは早出に加えて毎日最低でも1時間以上の残業が当たり前になってしまっていた。納期遅れは先方に「どれだけ遅くても10日間が限度です」と言われており、Y社のように「納期遅らせれば良いじゃない戦法」は通用しない。つまり、詰んでる。
こんな状態で実は配送の方にも支障が出てきていた。この回でも書いたが弊社はある時期からY社との配送を1本化した。別々の配送で弊社がハイエースを使っていた頃はパンパンに荷台に製品を詰める事が出来た。Y社の配送はハイエースではなくトラックではあるが、それでもハイエースを使っていた頃よりも詰める数に制限がかかってしまった。しかも今回のEGZの製品はかさばりがハンパない。だって、1000個の注文だったら60サイズの段ボールが40個やぞ?まぁ、配送についても問題がありすぎてまた別記事で書こうと思う。
こんなデリケートな時期に前に記事で書いた和田さんが面接でやってきたのだ。社長はこんな状況だから少しでも足しになればと彼女を雇ったようだが、ぶっちゃけこんなに死にそうなくらい忙しい所にたった週3日、合計で15時間しか来ない人間を雇った所で焼け石に水どころか、むしろ足手まといになる可能性が高かったから断ったのに無視して雇用しちゃったわけで、結局ワイの予想通りの結果になったわけだ。
更に、残業中にこんなこともあった。いつものように「無理やろ・・・」と愚痴るワイ。そしてXが本音を言い始めたのだ。
X「本当はこんなのムリだ。この製品が来てから俺も残業が増えて帰り遅くなるし(Xの場合は「工場長手当て」と言う名の手当てが出ているが、平日の残業はみなし残業で手当ての中に含まれている)、出来るわけない」
ワイ「じゃあ、出来ないって社長に言いなよ。ワイが言ったって効果ないんだからさぁ」
X「言っても無駄。それにK社の人とか取引先の人が「工場長大変だね」って言ってくれてるから、その人達が社長に言ってくれるはずだし」
ワイ「・・・(こいつバカ?)」
・・・はぁ?何言ってんのこいつ?そもそもお前が社長に何か意見した事ひとつもねぇだろ。それなのに言っても無駄とは?そして確かに取引先が「工場長あれじゃ無理だよ」と社長に言った事があるようなのだが、所詮は他人ごとである。何回も言うわけないし自分の事なんだから自分の口で言えよ。なぜ赤の他人が言う事に期待する?こいつがこんな調子で自分の意見も言わずに社長の奴隷化してるから、ワイがそのとばっちりでこんな辛い思いをしなければならないのをこいつは分かってない。もう工場長辞めちまえ。
こんなわけのわからない状態でこの仕事をやって、正直何も問題が無いワケがないとワイは内心思っていた。本来なら出来ないはずの事を無理矢理やろうとすれば、どこかに犠牲が生じるのはアタリマエである。今回の記事はこれで一旦区切りをつけるが、その生じた犠牲の話はまた後で書くことにしよう。そしてその時からワイの運命が揺らぎ始めるのである。

