企み その1

仕事シーズン2・上

目先のものに飛びつくな ファイナル(前回の記事)

 前回和田さんの記事を書いたが、実はそれと同じような時期に仕事上で重大な事が起こっていた。この事がきっかけで弊社もワイも地獄への道(え?元々地獄だって?)へと進むきっかけになったと言える重要な出来事でもある。

やはり裏がある

 みなさんは覚えているだろうか。新しく仕事の契約をしたF社と弊社の間を取り持つS社のL氏が、ちょくちょく弊社に来てはなにやら社長とごにょごにょとしているようだという事をチラッと書いたのを。仕事の話であるのは間違いないのだが、何を話しているのかは一切こちらには知らされずにいた。知らされない以上は知る術もないので、気にしつつも放っておくしかなかった。
 弊社とF社は直接取引する事は無く、全ては仲介役のL氏を通して行われることになっている(たまに例外もあるが)。そうすることでS社は中抜き料を取っている(この「中抜き」と言うものに関しては、また別記事で実態や考察を書きたい)。もちろん注文も同じで、F社からS社(L氏)へ注文→S社から弊社へ注文(FAX)という工程になっている。前に書いたがF社とは取引を始めたばかりで、3種類ほどの製品を弊社でやっていた。いずれは他の製品もやらなければいけなくなるのは確かだが人も足りない、3種類だけでも精一杯の状態では(要は完全なキャパオーバー)新しい製品をするのはまだまだ無理であった。
 ある日、それは起こった。いつものようにS社から注文用紙のFAXが届いたのだが、いつもの注文とは比べ物にならない行数の注文だったのだ。しかもよ~く見てみると聞いた事も見た事もない品番、色番であり、全く持って意味が分からない。ワイは慌てて工場長Xを呼んだ。Xも注文書を見て「えっ?えっ?」と軽くパニクっている(情けねぇ・・・)。

ワイ「ねぇ、この品番何?見た事ないよね?」
X「ない、こんな製品知らない」
ワイ「何も聞いてないよね?」
X「聞いてない、知らない」
ワイ「もしかしたら何かの間違いの可能性もあるから、S社に確認した方が良いんじゃない?(この展開は・・・)」
X「今、相手忙しいかも知れないから後でする」←ま~た始まった

ワイ「いや、こういうことは早い方がいいから、今直ぐとっとと電話しろ」
X「でも誰に電話かければ良いのか分からない」←これは酷いw
ワイ「そんなもん出た人にウチの会社名伝えて『担当の方お願いします』って言えばいいだけだろ早くしろ」←おこ


 ・・・ったく、こういう事が起こるたびにXはやらない理由を付けて先延ばしにしようとする。それはイコール問題解決能力が低い事の証明でもある。更に問題なのは「ワイにここまでせかされないとやらない」という事である。本来ならばお前が率先してやる仕事だぞ分かってんのかこのクソ野郎。
 ワイにせかされてしぶしぶS社に電話するX。当然だが、この時点でワイもXも「これは何かの間違いだろう」と思っていた。L氏の担当の営業事務の方にこちらの知らない製品が注文として来ているという事を伝えると、相手のお答えは「その製品は御社の担当になってるんでそれで合ってます」との事。・・・おい、これはなんだか話が変わってきたぞ。こうなると事情を知っているのはL氏か社長だ。自分の会社の事なのにL氏に連絡するのも変なので、ここは社長に聞くしかあるまい。
 XはS社との電話を終えた後も「えっ?えっ?」とパニクっていた。おい、工場長のクセにパニクってんじゃねぇぞ。「え?どう言う事?」とか未だに言ってるXに「だからその事実を確かめるために今直ぐ社長に確認しなさいよ、何も分からないワイらが『分からない』って考えたところで答えなんか永遠に出ないんだから早く電話しろ」とワイが言ってやっとXは確認の電話を社長にかけた。


 電話で社長と話をするX。ほとんど「え?はい分かりました・・・え?はい分かりました・・・」の繰り返しで会話は終了(こんなんで会話成立してるのがおかしい)。そして、Xから電話の内容を聞いたワイは驚愕し、それと同時に憤りとめまいを覚えるのであった・・・次回へつづく。

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