バカばっか その3

仕事シーズン2・中

バカばっか その2(前回の記事)

 さて結局EGの製品に加えて、新たなABの製品までもを早出をしてまでせっせこ片付けていくワイ。しかもその製品だけをやってりゃあ良いわけではないので、ワイは全然息をつくことが出来ぬままに日々を過ごしていったのである。

 忘れた頃に

 実はABの製品をやるようになってから、弊社は前よりも多少は利益が出せるようになっていた(とは言っても借金返せるレベルではない)。この記事にも書いたが、面倒な分単価が良かったからである。ただし、それはあくまでもワイがミスをしてこなかったから効率よく納期内にさばけただけの話であり、もし仮にこの製品をパート達がやっていたらミス連続からの納期遅れからの弊社の信頼ガタ落ちコースであることを覚えておいてもらいたい。
 そんなもんだから、バカ社長は機嫌が良かった。まるでその仕事を取って来た自分のおかげみたいな雰囲気を醸し出しており、ワイは憤りを感じまくっていた。だって、そもそもワイが早出残業するからこそ仕事が進んでるだけの単純な話である。ぶっちゃけその仕事を取って来なかったらワイの早出残業分は払わずに済むわけだし、出来る人間がワイ1人しかいない事を考慮したら、やっている事はギャンブルそのもの。そう、「たまたまちょっと上手く行っただけ」なのである。一度失敗すれば、その分の損失も大きい(時間・経費・信頼の損失)。しかもワイだけが苦行を強いられている状態で成功もクソもねぇんだよ、このクソボケが。そしてこの社長、皆さんもご存じの通りとんでもない脳みそスカスカ野郎でもある。
 ある日の朝、弊社の人間全員が社長に事務所に呼び出された。この社長、単なるバカなくせに、定期的にこのように人を事務所に集めて偉そうに講釈たれるという、誰も得しない謎のイベントを開催している。しかもこの話、内容が無いよう・・・???多分、「俺は社長だぜ」ってマウント取りたいだけだからだと思うんだが、そんなにマウント取りたいんならまずテメェの産まれた所からやり直さないとお前の人間性じゃ誰も真剣に話聞かないんだよなぁ。分かんないからやってるんだろうが。
 そしてまたいつものように何を話したいのかさっぱり分からない、内容の取っ散らかった、話と呼べるかすらどうかも怪しい話の中で、聞き捨てならない言葉をこの男は発した。

シャチョ「え~とそんでF社の新しい仕事が順調でですね」←ワイのおかげなんだが?

シャチョ「なので、F社の仕事はプレミアムで単価が高いので、これからF社の仕事を積極的に取って行こうと思ってます」

 ・・・ハァ?何言ってんのコイツ?今でさえ死にそうになってるのに、これ以上誰がやるんだよ?この話を聞いてもパートどもは「私カンケーないから」とそっぽっを向いている。今、この空間には好き勝手言うクソ社長、抵抗しない工場長、反応しないパートどもしかいないわけで・・・ワイ、かわいそうすぎやろ。この言葉を発した後、事務所は輪をかけてお通夜状態になってしまい、その雰囲気に耐えられなくなったのか社長はそそくさとY社に戻ってしまい、この場は解散となった。ワイはソッコーでXに駆け寄った。

ワイ「まさか、社長、また仕事取ってくる気なんじゃ・・・」
X「いや、もうこれ以上は無理だよ」
ワイ「今までの事だからS社のL氏に話行ってる可能性もあるよな?」
X「それは困る」
ワイ「じゃあ、今直ぐL氏に確認取った方が良い」
X「また後で・・・・」
ワイ「後っていつじゃい今直ぐやらんかい」


 そうしてXはL氏に電話をかけ、新しい仕事を社長から頼まれていないか確認を取ったところ「そういう話は今のところない」のと「今はF社も出せる仕事は無いと思う」との事だった。とりあえず胸をなでおろしたワイとXだった。この数日後社長が弊社にやってきてXと話をしていったが、「F社に仕事もらえないかL氏に聞いてみたんだけど、今はまだ出せるものがないって断られたわ。F社の仕事おいしいのになぁ」とほざいて帰って行ったそう・・・あぁ、こいつ早くタヒなねぇかなぁ・・・。

 こういう出来事がじわじわとストレスとして蓄積していき、ワイの身体は再び悲鳴を上げ始めたのである・・・次回へつづく。

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