ワイの地獄 その19

仕事シーズン2・中

ワイの地獄 その18(前回の記事)

 ワイを丸め込もうとするXに対して、ワイは徹底抗戦の構えを見せていた。なぜ急にこうなっちまったのかは、実はワイにも良く分からない。だが、これ以上理不尽極まりない目に合って傷つきたくない気持ちが大きかったと思う。

ワイは悪くないんで

 それでも何とかワイを説得しようとするXにワイはこう言った。

ワイ「なーーんで私が1つも悪くないのにワイが対応しなきゃいけないんだよ。原因作った人間が対応すりゃ良いだけだろ。これ以上私に責任ぶつけるなら、会社辞めるぞ」

 何かのスイッチが入ったワイはキレていた。今までの経緯からも分かる通り、今回のEGZの製品に関してはワイの意見は今まで完全に無視されている状態だ。なのにいざ問題が起きたら責任者として矢面に立たせるとか、どんだけ虫の良い話してんのよ?あまりにも自分勝手すぎるだろ。キレッキレで「辞める」とまで言い出したワイにビビったXは、諦めた様子で社長と再び電話で話し始めた。

X「えっと・・・そのお話なんですけど、主任が『私は対応しない』って言ってまして・・・ハイ・・ハイ・・・え・・?えっと『自分は一切悪くないのになぜ対応しなければならないのか』って言ってます・・・ハイ・・・それが、『私に対応させるなら会社辞める』って言ってまして・・・ハイ・・・ハイ・・・・分かりました・・失礼します・・・」

 そんな感じで電話は終わった。言いたい事はたくさんある。この場に及んでも「主任が勝手に駄々こねてる」感じで報告して自分は一切関わってないみたいな雰囲気出してて、こいつの性格丸わかりだね!今までもこれからも何も責任取らないのに何で工場長なのかね?本当にこの件に関してお前に一切責任が無いと思ってんのかね??それなら頭の中お花畑だね!!!

X「・・・主任は対応しなくて良いってさ。Y社の方で何とかするって」

そう聞いた瞬間ヤッターワイの勝利だぜ!と一瞬思ったが、よくよく考えてみりゃあこの記事で社長が「何か問題があればY社で対応する」と言ってたのを急に思い出したワイは、一気に目が覚めた。このクソ社長、最初から約束破ってワイに対応させようとしとるやんけタヒね。
 という事でワイは対応しなくて良くなったため、F社の方々が弊社に来ても全て事務所で説明して済ませる事でなんとか無事終わったようである。もちろん、前回のやらかしもあるので「対応策」を考えて画像付きでまとめて提出しなければならないが、ワイが「一切対応しない」と宣言しているためそれもY社がやったようである。そして、社長がワイに「対応策の書類」が仕上がったので確認してくれないかと連絡してきたので、ワイは添付ファイルで送られてきたその書類を確認してやることにした(上から目線w)。
 見てワイは絶句した。これ、恐らく社長の世間知らずの娘が作成したものだろう。見た瞬間に「これ、小学校の壁に貼ってある掲示物なんじゃね?」と思った。まず、説明文が稚拙すぎる。小学生が書いたのかな?そして、資料としてのメリハリが一切ない。画像と文字のバランスもおかしいし、それよりも何よりも品番間違ってるんだが??(例えば、PBって書かなきゃならない部分がPAになってるような感じ)。まぁ、Y社はそもそも取引先のK社のランキングでワースト3に入っている会社なので、さもありなん。常にこんな感じでのらりくらりやって来たんだろうよ。
 直後にかかって来た電話で社長に「見てくれた?どう?」と聞かれたワイは、面倒くさすぎて「これでいいんじゃないすかね(鼻ホジ」と投げやりに返答した。そしてファイルをプリントアウトした後、品番だけこっそり修正ペンで直しておいた。F社も「弊社が対策書を書いてきた」という事実が欲しいだけなので、これで通ったようである(F社の品管の方は現場上りのおじいちゃんなので、こちらの苦労も良く分かっておりあまり追及してこない。他の取引先だったらこれでは絶対に通らない)。

 ということで、何とかこの件も終了した。Zの製品の対応策に関してはT社で対応できる範囲だったので、弊社で見直しはしなくて良くなった。そしてしばらくは何も問題もなく、このままワイは仕事を進めていた・・・はずだったのだが・・・だが??・・・次回へつづく。

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