前回お伝えしたように、社長の望みだった「会社を手放したい」という思いはU社の賢明な判断により打ち砕かれ、社長の鬱は更に悪化した。その裏で必死にやっても給料が上がるわけでもない、感謝もされないワイ・・・。
というかワイがピンチ
今までもストレスはあったが、この辺りからワイは更に強いストレスを感じるようになっていた。何をやっても報われないのであれば、自分は何のためにここにいるのか疑問に思うようになった。早出や残業代が付くから良いという話ではない。前にも書いたが元の給料が少なすぎて残業代が出てやっと人並みといった感じなので、ワイの懐は全然潤っていない。
またこのままでは自分が持たないと思い、社長に対して現状の改善に対する話し合いを求めたが「今は用事があるからそれが終わってから」と言われ、その用事が終わるのを待っていたらいつの間にか社長は会社からいなくなって家に帰っていた事もあった。これでは真面目に待っていたワイがまるでバカみたいではないか(´・ω・`)
今の会社の状況を見て昇給を期待するのは無理だとは分かっていた。なので、パートタイマーに少しでも仕事を分担してもらいたいと社長に頼んでも「時間延長できないから無理」、人を入れてくれと頼んでも「人件費がかかるし会社がどうなるか分からないから無理」、おまけにワイが必死になってやっていることに「ありがとう」の言葉もなく、まるでやって当たり前のような態度。いやいや、一人だけに押し付けるのが当たり前なわけがないでしょうが。
そんなことが毎日のように続き、急に涙が出始めるなどワイの精神は不安定になっていった。そして、この頃から慢性蕁麻疹以外にも体に異常が出始める。就寝中の明け方、下腹部にズーンとした痛みが出るようになったのである。その痛みは数分で治まり、毎日ではないので最初は気にしていなかったのだが、段々と頻度が増しているような気がしていた。
だが社長不在の現在、ワイにしか出来ない仕事があまりにも多すぎて仕事に穴を開けられる状態ではなくなっていた。ここで仮に休んで病院に行ったら、結局その遅れた仕事を取り戻すのは自分しかいないため次の日は2倍の負荷が自分自身にかかることになる。それを避けたかったし、多分まともな思考も出来ていなかったと思う。それ位仕事に忙殺されストレスを抱え込んでいたのだ。また、給与振り込み依頼書を書くのもワイの仕事になっていたため、会社に一切来ない社長の嫁や母親に支払う役員報酬額を嫌でも目にしなければならず、それが拍車をかけた。
そしてその日はやって来た。その日の早朝、会社へ行く準備をイヤイヤしていたワイは、またしても下腹部に痛みを感じた。いつもと同じだと思っていたら(起床後に起こっている時点で同じではないのだが)痛みはどんどん増していき、ワイはとうとう床に倒れこんでいる所を母親に発見され、救急搬送されたのであった。

