転落への道 その10

仕事

転落への道 その9(前回の記事)

 パートタイマーの酷い仕事っぷりに軽いめまいを覚えつつも、来たるべき日に向かって引継ぎを進めるワイ。あと1カ月ほどで会社が新体制になろうとしている時、それは起こった。

ワイVSクソジジィガチバトル ファイッ!!!

 もう引継ぎ作業を始めてから約2カ月、本来なら基本的な仕事は出来ていなければならないはずのパートタイマーは未だに出来てない事が多すぎて、ワイのイライラはピークに差し掛かりつつあった。前回教えたことを何回も聞く、メモ取れっつってんのにメモも取らない、同じミスを繰り返す、ワイが必死で教えてんのにBは「何イライラしてんのこの人」みたいな態度を取ってくる(いや、お前のせいなんだが?)などなど・・・。
 新体制までは後1カ月、更にワイの入院手術までは2カ月の現在、時間が迫りつつあるにも関わらずワイが想定していたよりも引継ぎが上手くいっていないのが現状だった。原因は分かっている。パートタイマーが今まであまりにもワイに頼りすぎて楽を覚えていたためそれがデフォルトになってしまっているのと、言いたくはないが(書いているだけだからダイジョブ)、2人とも頭悪すぎである。悪いというのは学歴などの事を言っているのではない。仕事をする上で自分がどうするべきか、10年選手の50歳を過ぎた今でも分かっていないというのが致命的なのだ。
 別にワイのようになれと言っているわけではない。ただ、どうすれば効率よく仕事が出来るかを考える事くらいはやっていただかないと困るんだが。分からないのかと思いワイが効率の良いやり方を教えても、なぜか自己流に戻ってしまい捗らない。ただ目の前に用意された仕事(ワイが采配していた)を何も考えずにちんたらやるのは見ていて非常に見苦しいものだ。ましてやワイに対して態度デカいんだから、少なくともワイの7割くらいのレベルで仕事出来るんなら目を瞑るが、そうではないから腹立つんだよなぁ。
 こんな事がいつまで続くのか。そもそもこんな奴らを採用してワイの訴えも無視して10年間も放置、好きなようにやらせていたクッソ社長にそもそもの責任があることは明確だった。
 ワイは休憩室でゴロゴロしていたクッソ社長にわずかな望みをかけてもう一回報告することにした。
ワイ「皆がなかなか仕事を覚えてくれなくて、このままでは間に合いません」
シャチョ「そんなこと言ったって仕方ない」
ワイ「仕方ないではありません。私が言っても効果ないんで社長から一言やんわりで良いんで注意して下さい」
シャチョ「そんなこと言う必要ない」
ワイ「いや、このままだと入院日に間に合わないんですが」
シャチョ「何とかなるだろ」
ワイ「・・・お言葉ですが、ずっと前から私がお願いしていることをなぜ無視するのですか?社長が注意してこなかったせいで彼女たちは全く仕事も覚えず、その穴埋めを私がずっとしている状態なんですが?」
シャチョ「そんなにやれって言ってない」
ワイ「・・・ブチッ!!(何かが切れる音)」
ワイ「取引先が厳しくなってんだからやらないわけにはいかないでしょうが!社長が何も対策を立てないせいでストレスが酷くて、私未だに蕁麻疹治ってない状態なんですが!(語気強まる)」
今まで溜めに溜めてきた感情が爆発した瞬間だったが、ワイのこの訴えに対してクソジジィ脳みそ腐れ野郎が吐いた言葉がこれだった。
ジジィ「そんなの気の持ちようだ」
はい出ました!時代錯誤の腐れジジィが吐きがちな根性論「気の持ちよう」でございますぅ~~。じゃあ聞きたい。お前が患った大病も鬱も、全部自己責任だよね??って話しになるだろがこのクソ野郎。


 このクソジジィの一言で魂が抜けたワイは、もうこう言うしかなくなっていた。
「会社辞めます」

 次回へつづく

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