みなさん、底なし沼って知ってますよね?そう、あの一回入ったら沈んで出られないやつね。あれにね、はまっちゃったんですよ・・・。
約20年ほど前、私はある会社に入ることになる。あまり詳しく書いて身バレして
殴り込みされたらイヤなので、ぼかしつつも極力鮮明に書いていきたい(高度すぎて
出来る気がしない)。
その会社は職種で言うなら「製造業」にあたる。今まで製造は経験がなかった。割と家からそこそ近いって理由で決めたわけだが、これが大きな間違いだった。
「製造業」と言っても幅広い。ここはちょっとだけカテゴリを絞って、「樹脂関係」と言っておこうか。つまり、樹脂を使って何かを作る(これ以上言うと殴り込みされそう)。会社の規模は超小さい零細企業。会社の立ち位置は大企業の孫請け。人は最大で7人いたかいなかったかぐらい。
もちろん、これから書くことが全ての企業に当てはまるとは思っていないが、業界の構造的に「ならざるを得ない」場合が多いのが事実だろう。
さて、この会社への初めての出勤日、緊張しながら出勤時間より1時間も早く職場へ行くと、零細企業によくありがちな「社長の嫁」が出てきて私にこう言った。
「今日、社長は田んぼで農作業だからいないのよ~。だからHさん(会社のベテランパートさん・社長の親戚)にいろいろ教わってね~」
・・・は?
…今なんておっしゃいました?零細のくせに社長がいないとかちょっと何言ってるか分からないとその時は思ったが、これが後に「零細あるある」であるということを
思い知らされる事になる。
これが底なし沼にはまる第一歩だったのである・・・。

