後藤が書き置きをして弊社からいなくなり、後で社長が来ていった。工場長のXと事務所で何か話して帰って行ったようである。
えぇ・・・・・・
ワイ「社長、怒ってた?」
X「いや、それが怒ってなかった」
ワイ「そうなんだ」
X「後藤、会社辞めたいって言ってたらしいんだけど・・・・・・」
ワイ「ふむふむ」
X「社長、引き留めたんだって・・・・・・」
ワイ「は?」
おいおいおいおいおいおいおいおい、せっかく後藤が弊社を辞めてくれるチャンスだったのをなぜ引き留めるんだよクソボケがwww確かに今回はXが悪い。だが今までの出来事を顧みた場合、後藤が全く悪くないとは決して言えないのが現状である。確かに後藤がやって来た事(仕事での失敗続きや人とのコミュニケートが難しい、など)は、恐らく持って生まれた特性(彼の場合は恐らくASD)由来であり、悪気はない。しかし、根本的な事を思い出してほしい。そもそも、なぜ人を雇うのかという点である。
弊社は人が足りてない。ついでに社長の頭も足りてない。つまり、誰かを雇って仕事の忙しさを緩和させるのが本来の雇用目的である。そんな中で悪気はないとはいえ、基本的な仕事でさえろくに出来ないどころかみんなの足を引っ張り、尻拭いのための余計な仕事が増えている状態を作り出しているのが後藤である。つまり、一言で片づけるなら『いない方がマシ』状態なのである。それに弊社は慈善団体ではなく営利団体である。経営者目線をするつもりは毛頭ないが、普段から従業員に「売り上げが~」「利益が~」とか散々文句を垂れておきながら、その肝心の売り上げと利益を落とす人物は雇い続けるなど、滑稽すぎやしないか?
社長が頑なに後藤を雇い続ける理由に、「人のツテで入社した」という点が挙げられる。この回でも書いたが、社長の友達「田中さん」から紹介してもらったわけだが、実は友達ではないことが田中さんの証言から判明している。学生時代、恐らく田中さんは「頭の良いグループ」の人間で、社長は「将来反社になる可能性のあるオツムの弱いグループの下っ端」に所属していたであろうことが、今までの社長の頭の悪い証言からうかがえる。
学生時代のゴミメンタルを引きずったままの社長からすればつまり、田中さん>>>>(越えられない壁)>>>>社長なわけで、そんな田中さんを友達扱いすることで自分の格が上がったと勘違いしているとも言える。そしてその仲を壊したくないから(最初から仲もクソもないが)、田中さんの機嫌を損ねたくなくて後藤のクビを切れない、というのが本音だと思う(実はあともう1つ田中さんとの関係を壊したくない理由が判明するのだが、それはまた後で)。そして、そんな後藤を直ぐに「雇う」という判断をしてしまった自分のミスを認めたくない、というのも理由だと思われる。
X「そんで社長、後藤を『次どうするの』とか『今辞めたらお父さんとかお母さん困るんじゃない?』とか言って引き留めたらしい・・・・・・」
ワイ「うわぁ・・・・・・」
いかにもブラックな引き留め方でワロタw・・・・・・いや、笑えない・・・・・・。
解決策などを提示せずに相手の不安を煽って引き留めるのは一番やってはいけない引き留め方だと思うのだが実はこのやり方、程度の差はあれど日本中で蔓延していると思う。
こうして結局、波乱の末後藤はこのまま弊社にとどまることになってしまった。この誤った判断が後々、徐々に弊社崩壊への道に繋がっていくことになるのである・・・。

