新たな局面 その6

仕事シーズン2・下

新たな局面 その5(前回の記事)

 さて、田中さんの紹介で面接に来た男性。その男性の面接時のエピソードをXから聞くことになったのだが・・・。

怪しすぎるんだが

 まず、その面接に来た男性の基本的な情報をここでおさらいしたい。

・名前は「後藤さん」という
・社長と年齢が同じくらい(50代前半)
・大学卒業後△△△入社→〇〇社→I社(現在勤めている辞める予定の会社)という職歴
・社長の友達田中さんとは、〇〇社で一緒に働いていたことがある(田中さんは現在も〇〇社勤務)

 これらが、今この時点でワイが知っている後藤さんの情報である。さて、問題はXがこれから話す内容である。そのやり取りが以下である。

X「そういえば後藤さんと田中さんて、ウチの会社の駐車場で待ち合わせしてたらしくて、2人一緒に会社に入って来た」
ワイ「お、おう」


・・・いきなり突っ込みたい。50過ぎた人間が、いくら知り合いの紹介だからって1人で来ないのおかしくね?・・・・・・まぁ、でもここまではまだ許容範囲か。所詮は零細の面接だしな・・・と思っていたらこの後がとんでもなかった。

X「そんで、なぜか面接も2人一緒だった。そんでほとんど田中さんが喋ってた」

 異常すぎて草。緒に面接の場に入ってくる田中(もはや呼び捨て)もそれを許す社長も頭おかしいが、一番おかしいのはその状況に甘んじてる50代の後藤(おかしいからもう呼び捨て)なのでは?こりゃあ地雷臭しかしねぇぜ!あまりにも驚きすぎて、この段落が全て黒太字になるレベルだぜ!
 この話を聞いて、嫌な予感しかしなくなったワイ。ところが話はこんなものでは終わらなかったのだ。更に話を続けるX。

X「そんで、後藤さんの履歴書見たら、趣味に「ガンプラ作り」って書いてあった」
ワイ「ふ~~ん・・・」
X「そんで、独身らしい」
ワイ「お・・・おぅ」


 別にガンプラ作りが悪いわけではない。ただ、独身の50代の男性が、履歴書の趣味の欄に堂々と「ガンプラ作り」と書いてしまっている所にめちゃくちゃ違和感を覚えている真っ最中のワイ。更に話は続いた。

X「そんで、面接が終わった後に田中さんがこっそり俺に話しかけてきたんだけど」
ワイ「なんて?」
X「実は後藤さんのこと良く知らない。結婚してるのか独身なのかも知らなかった。ただ、紹介してくれって言われたから後藤さんのこと思い出して紹介しただけで・・・って言われた」

・・・・・・・ぱーどぅん??えっと、自分も良く知らない人間を紹介したって、どゆこと?????ちょっと何言ってるか分かんないんだけど?????????

X「〇〇社で一緒だったとはいえ、田中さんは社員だったけど後藤さんは派遣だったんだって。そんで後藤さん真面目そうだし人も足りないから社員として引き抜かれたらしいんだけど、いつの間にか会社を辞めていなくなってたと」
ワイ「おふぅ!!」


 おい、全然親しくもねぇ良くわかんない得体の知れない人間をしれっと紹介してんじゃねぇぞ!!やっぱり社長の友達は所詮社長と同レベル。マトモなわけがないと思っていたら、Xは更に話を続ける。

X「田中さんは社長の友達って言ってたけど、どうも単なる中学時代の同級生っぽいよ。田中さんは〇〇会社で現場では偉い立場みたいで、2人の話聞いててもそんな親しいような感じもしないし、社長が田中さんに気使ってる感じがする」
ワイ「それ友達じゃなくね?」


 どう考えても上下関係出来てるじゃんww友達じゃないのに「友達」って言い張るのって見栄なのなんなのwwwこれでこの記事にも書いた「田中さんは実は社長の友達ではない疑惑」がここで出てきた(疑惑というか、確実だろうけど)。つまり田中さんからすれば「大して親しくもない人間が親しげに『人を紹介してくれ』って言うもんだから、仕方なく良くわかんない人間を紹介した」ということである・・・何これ高度なギャグ???

 こうして、ワイの希望は見事に打ち砕かれたのである・・・次回へつづく。

タイトルとURLをコピーしました