地獄への誘い その2

仕事シーズン2・上

地獄への誘い その1(前回の記事)

 ざて、益々酷くなっていくパートタイマーBの態度にメンタルやられていくワイ。一応考えられる全ての対策は取ったつもりだが、もはやこれ以上はどうにもならないしどうにも出来ない。そんな中、工場長のXにまで現状を愚痴る始末。こんな思いをするくらいならいっそ会社辞めた方が良いのでは・・・とか考え始めるワイ。そんなワイを見てXも思う所があったようで・・・。

今更感ある

 ある日、何故かワイは社長に呼ばれた。いつもは弊社に来てもXを捕まえてどうでも良いくだらない話を一通り話して帰って行くのだが(その時間なんと1時間以上。時間の無駄無駄ムダァ!!!)、なんでわざわざワイが呼ばれるのか分からんな。事務所に行くと社長が座っており、ワイにも座るように促した。社長の前に座るワイ。何の話だ早くしろと思っていたら、社長が口を開いた。

シャチョ「実は前々から工場長とも話してたんだけど・・・」
ワイ「はぁ」
シャチョ「腹痛のシメジさんを主任にしようと思ってる」
ワイ「ハイ?」
シャチョ「周りが年上ばかりでやりにくいだろうし、新しくF社とも取引始めたからその方が良いだろうと思って。会社的にもシメジさん的にもその方が良いと思う」
ワイ「そうですか・・・」

 ・・・あまりにもワイが発狂してるので、どうもXが社長にその事を言ったのがきっかけのようであった。ぶっちゃけ「主任になれますよ!!」と言われても今更感が強いのが正直な感想である。今までのワイの仕事内容を思い出してもらいたいのだが、仕事の采配から取引先の相手クレームの対応など、もうすでに前社長時代から責任者のような役割をやっており、むしろなぜ今まで平社員だったのか謎なくらいである。
 あと「周りが年上ばかりでやりにくいだろうから」ってそれ、前にアンタに相談しましたよね?しかもその相談に対して「仕方ない」で済ませてなかったか?なんでワイが相談すると基本放置で、Xが言うと検討するわけ?差つけすぎだろしばくぞ。しかし「主任にします」と言われてもピンと来ない。でも、もしかしたらワイに肩書が付くことでパートタイマーBの態度もちょっとは変わるかも知れない。ただ、今直ぐに主任というわけではなく、今探している最中の新しいパートさんが入ったタイミングで主任になるのがきっかけとして一番良いだろう、その時は名刺も作るという話だった。まぁ確かに何もないタイミングで昇進(なのか?)というのも変な話ではあるので、タイミングに対しての異論はない。
 ぶっちゃけワイが主任になってどう転ぶのか全く見当が付かないため、嬉しいのか嬉しくないのか、それとも無感情なのかすら自分でも良く分からなかったが、これでちょっとでも今の状況が変わる可能性があるのならば、それも良いかも知れない。そう思ったワイは一応社長に「ありがとうございます」と伝えた。普通の会社であれば喜ばしい話なのかも知れなかった。が、しかし!!どう考えても弊社は普通ではない事をこの時はなぜかすっかり忘れていた。

 この「ワイが主任になる」という出来事。これのせいでワイが居心地良くなるどころか逆に窮地に立たされて行くことになるのはまだ先の話である。そして、ワイを主任にした社長の真の目的とは?これも時間が経過するに連れて段々と分かって来る事となる。

 

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