ほころび ファイナル

仕事シーズン2・下

ほころび その2(前回の記事)

 後藤さんはもしかしたら問題児かもしれないという話をするX。実際に話を聞いてみて、もしや問題児かもしれないと思うワイ。

やっぱりそうかもしれない

ワイ「そんな調子で、前の職場の人とは仲良かったのかね?」
X「それが、お昼休みとかは自分以外は皆近所の人だから、家にご飯食べに帰るらしい。だから、休憩室ではほぼほぼ1人だったと」

・・・つまりこれ、前の会社ではほぼほぼコミュニケーションは取れてなかったということである。そこで気になったのが「自分以外は全員近所の人間」という部分である。男性陣は社長の親族で、女性は近所から通っているパートのおばちゃんといった、零細には良くあるパターンだと思われる。こういう場合は大体そこで働く理由が決まっていて、「近所だから都合がよい」ということで零細を選ぶ人間が多い。ワイの住んでる県は雪国なので、冬の事を考えるとそういう選択肢もありなのかなと個人的には思う。
 それを踏まえた上で、なぜ後藤さんの「前の職場では自分以外は全員近所」が気になったのかということを説明したい。後藤さんの前の職場I社は、彼の自宅から結構離れている。恐らく朝の通勤ラッシュに巻き込まれたら、1時間はかかるものと思われる。一方I社はめちゃくちゃ小さい会社で、恐らく弊社の4分の1もないくらいの敷地面積(ちなみに弊社は見てくれだけは立派)であり、まさに家庭内工業といった雰囲気。そういう小さい会社は、親族+近所のおばちゃんという構成がやはり一番効率が良いと思われる。ワイの自宅の近所の零細などを例にあげても、たとえ社員だったとしても近所や同じ町内の人が勤めているようである。
 ここでこの業界の内情を書きたいと思う。前々から言っているが、この業界は常に人手不足である。それは全体的に給料が少ない業界ゆえに若い人が中々入ってこないというのと、やっぱりきつい、汚いなどの理由があげられると思う。ぶっちゃけ後藤さんのような50代前半の人間でも「まだ若い方」という扱い。つまり、普通に仕事が出来る人間ならばめちゃくちゃ重宝される人材であるはずである。しかもワイの県は製造県なので、こういった類の会社がわんさかある。もちろん、後藤さんの家の近くにもわんさかある。にもかかわらず自宅からかなり離れた、しかも零細(大企業ならまだ理解できる)に通勤していたということは・・・・・・。
 こんなパターンの人間、過去に弊社にいたような・・・そう、町田である。町田もかなり遠い場所から弊社に面接にきて、ごり押しで入社。弊社をズタズタにしていった人物である。町田も後藤さん同様、コミュニケーションが取りにくいタイプであり、ワイの中では恐らくASD(自閉スペクトラム症)ではないかという結論に至った人物である。もし後藤さんがこのタイプだったとすれば・・・弊社死ぬんだが???
 話を戻すが、今までのXの話を総合すると後藤さんは前社(I社)でまだ学生である次期社長が卒業するまでの繋ぎの人材だったのではないだろうか。もちろん、次期社長が卒業してもそのままI社に置いておくつもりだったとは思うが自分たちが思っていた以上に仕事が出来ないため、次期社長も学校を卒業したことだし、そこに都合よくコロナが来たのでそれを理由にクビを切った、というのが真実だと思われる。

ワイ「なんか、後藤さんて町田と被るね・・・」
X「そうだね・・・」
 

 もちろん、これらの事は今のところワイの憶測にしか過ぎない。しかし、これが単なる妄想ではなく真実であるという現実に直面するのはそう遠くない話になるのであった・・・・・・とほほ。

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