前回お伝えした通り、入院したワイはウキウキしていた。今までワイが会社でやって来た事務関係の仕事は今後社長の嫁が全て一括ですることになったので、そちらの心配はいらなくなった。心配なのは物覚えが悪いパートタイマー達だったが、ワイはもう知らん。
サクッと行きます
入院・手術等の詳しい事に関してはまた別記事で書こうかと思っているので、今回はあくまでも仕事カテゴリの流れの一環としてサクッと進めて行きたい。ワイは実家住まいで両親も健在だったため、全ての手続きや運びが割とスムーズだった。
そして入院日の翌日が手術だったのだが、当時はまだスマホを持っておらずギリギリまでガラケー使ってやるぜと思っていた人間なので、暇つぶしとしてAmazonのタブレットとニンテンドーDSを持ち込み準備万端にしていた(何の準備だよ)。
手術に関しては恐怖が全くなかった。頑張るのはワイではなくセンセだし、もしかしたら自覚がなかっただけでその時にはすでに精神的にやばかったのかも知れないが、死んだら死んだで別に良いやと思っていた。その為手術室に移動する5分前まで、持ち込んだニンテンドーDSで「逆転裁判」をやっていた。逆転裁判面白い。それにしても何という緊張感のない光景なんだよ。
手術は無事に終わり、一週間入院した後に退院となった。これから1カ月間夢の(?)自宅療養生活が始まるウェーイと思っていたら、1カ月なんぞあっという間だった。1カ月短かすぎやろ。自分が思っていたのより過ぎる時間が3倍早いわ。
あっという間に後一週間で職場復帰しなければならない時期に来てしまった。ワイは仕方なく通販で菓子折りを用意した。今まで散々頑張って来たワイが会社のせいで1カ月休むのに対して、本来ならばこちらが菓子折りを用意する義理など一切ないと内心思いつつもワイはかなりの常識人なので、そういう事はわきまえていた(しかもワイはハイパー常識人なので、自社用の他にY社用の菓子折りも用意していた)。
復帰予定日の前日、病院で術後経過を診てもらい働いても良い許可が出ちゃったよ、ガックリ_| ̄|○ワイは社長に電話をかけ、働く許可がセンセから出たため明日会社に復帰することを伝えた。
翌日会社に着いても勤務時間帯的に工場長のXしかおらず、ワイはとりあえず先にXに挨拶とお礼を言った。パートタイマーと期間限定で毎年来ているアルバイト(女性)には、出勤してきたらお礼を言うつもりでいた。まぁ、心の中ではどう思っていようと普段どんな扱いを受けようと、最低限の礼儀は尽くすべきと思っている人間なんでね。そこをやらないと、自分も相手と同じレベルに成り下がると思っていたのもあるとは思うが。
パート達が出勤してきた。ワイは休憩室に向かい休みの間のお礼をして、お菓子食べて下さいと言って仕事に戻った。その後パート達が仕事場に入って来た。そして彼女らは気持ち悪いくらい優しかった。そりゃ、無理して腹パッカーン開いたら困るしな?というか、普段からお宅らがそういう気遣いしてくれてたらワイはこんな事にはなってなかったのでは?ではではではではでは・・・・?まぁ、この調子だと少なくともしばらくは気分が悪くなることもなく仕事が出来るなと思っていたのだが・・・。
そしてパートよりも少し遅れて社長がY社からやってきて、ワイは事務所に呼び出された。ワイはお礼をして菓子折りを渡し、社長と入院中や自宅療養の話や傷病手当の手続きの話をしていた。すると社長が突然こう言った。
「休みの間はみんなに迷惑をかけたんだから、きちんと挨拶するように」
一瞬何のことか分からなかった。ワイはぶっちゃけ会社の中で一番と自負するレベルで常識人なので、挨拶なんぞとっくに済ませているし菓子折りも渡している。それよりも何よりも引っかかったのが「迷惑をかけた」という言い草である。
ワイは逆に迷惑をかけられて来た方で、今回の休みは社長が交代する前から分かっていた事でもあり、しかも病気という不可抗力である。引継ぎもきちんとしており、迷惑をかけた覚えは一切ないが?
ワイは「お礼はもう済ませました」とだけ言った。それと同時にとても嫌な予感がした。あの普段はふてぶてしいパートタイマーBでさえ今日は優しかったのに、復帰初日体力もまだ回復してない人間に対して、いきなりこのような言い方をする社長。ワイの体力が回復して本格的に動けるようになった時、更にエスカレートするのではないかと思ったのだ。
そして、残念なことに今後その予感は当たっていく事となる・・・。

