バカばっか その8

仕事シーズン2・中

バカばっか その7(前回の記事)

 さて、ワイの戦略で何となく上手く回り始めたように見えた弊社であったが、平和というものはいつの時代も長くは続かないものであるようでして・・・。

そうなると思った

 皆さんは覚えているだろうか。ある時期から弊社の荷物とY社の荷物をまとめて取引先へ納品する体制に変わったのを。この記事にも書いたが、弊社とY社は取引先が2社被っている。それはK社とU社なのだが、バカ社長的には同時に持って行けば人件費と配送にかかる費用(車検やガソリン代など)を半分に抑えられるという、お花畑のような考えだったに違いない。だが、物事というのはそんなに単純なものではない。それに伴う「弊害」というものは必ず出てくるのである。ワイのその心配は、今になって現実として表面化してきたのである。
 ある日、いつものようにXがF社とK社に納める製品の数を例の紙に書いてY社にFAXした。F社のEGZの製品とABの製品が弊社に来て以降、持って行く荷物の量がハンパなくかさばるようになった。この記事を見てもらえれば分かると思うが、EGの製品は、60サイズの段ボールが1回の配送で40個~50個分とかザラだし、Zは100サイズの段ボールだし、ABの製品だって100サイズの段ボール20~30個が当たり前。しかも最近は注文数が増えている傾向にあった。しかもF社は、K社やU社と違い納期に割とシビアな上に場所も弊社から片道1時間はかかる場所にある。上記の事を考慮した場合、1回の配送でなるべく多くの製品をF社へ持って行くのが一番効率が良いと思われる。
 弊社がY社へその日の出荷予定数のFAXを送っているのは、配送用トラックに全部積み込み出来るように数量調節をするためのものなのだが、今まで弊社が報告した数字にケチが付くことはなかった。一応、Y社からは「60コンテナ(箱)前後くらいまで」と伝えられていたため、弊社がその数字を超えて出荷した事はなかった。そして、コンテナよりも100サイズの段ボールの方が容量がデカくてかさばる、という事を前提にこの先読み進めていただきたい。
 ある日の事である。社長の嫁からX当てに電話がかかって来た。電話に出たXは、嫁に対して「でも・・・」とか言っている。しばらく何やら話をして、電話が終わった。

X「困ったな・・・」
ワイ「どした?」
X「それが、奥さんが『箱かさばるから、そっちの数量減らして』って・・・」
ワイ「は?向こうの指示通り60個以下に収まってんだから文句言われる筋合いないぞ」
X「それが、Y社も持って行くもの沢山あるみたいで・・・こちらも納期があるし、F社のシステム上分割納品も出来ないって言ったんだけど『こっちはどうしても今日中に持って行かなきゃいけない物があるから、そっちが納期遅らせて欲しい』って押し切られた」
ワイ「は?ふざけんなあのババア」

 ワイは怒っていた。そもそも元々は別々に納品していたのをY社の都合でおまとめ納品に無理やりされた揚げ句、ちょっと少ないような気がする60コンテナ(箱)という上限も守って来た。こっちがY社との約束を守ってんのにその大元のY社が約束破って弊社を押し切るとか、舐めてんのか?
 そもそも、Y社の納期遅れというのは尋常ではない。納期遅れの常習犯で取引先からはかなり評判が悪いのだが、どうしてY社がこんなことになってるかは別記事で詳しく書いて行きたいと思っている。とにかくY社の納期遅れなんぞそっちの責任でしかないのに、取引先からは割と評価の高い弊社を引きずり降ろそうとするとか、経営者としてありえねぇ話だわよ。しかし、我々は所詮雇われの身。どれだけY社の経営陣がアホ&バカであろうとも、最終的には従うしかないのだ。ワイらは渋々F社の製品を減らして対処した。
 荷物をY社の物と一緒に持って行くと決まった時、ワイの頭の中に咄嗟に浮かんだのは「平等なふりをしていても、Y社の製品を納品することが優先されていくのではないか?」という事だった。あの社長&嫁の今までの言動を見る限り、そうなっても不思議ではないとは思っていた。しかも、Y社はF社とは取引がない。すなわち、Y社からすればF社の納品事情なんぞ知らねぇよって事なんだろうが、そもそもF社の仕事取って来たのはお前のクソ旦那なんだが、忘れてんの?痴呆なの?バカなの?
 そもそも社長の嫁は本来ならば単なる経理事務のハズだったのに、現場の事も把握しないでいつの間にか「私、社長の嫁ですが?」みたいな雰囲気醸し出しやがって、本当、バブルの頃にイケイケだった奴(社長、嫁、B)ってどうしようもねぇな。

 こうして、弊社の荷物が嫁の指示によって減らされることが度々重なり(時には「今日はF社には行けない」という日も・・・)、ワイは憤りを感じていた。そこへ持って来てもう1人のバカが、更に弊社の足を引っ張り始めるのである・・・次回へつづく。



 

タイトルとURLをコピーしました