ヤバい兆候 その2

仕事シーズン2・下

ヤバい兆候 その1(前回の記事)

 後藤さんへの文句が日に日に増していく工場長のXと、それを何とか食い止めるべく「社長に相談を」と説得するワイ。そんな攻防が幾度となく繰り返されたわけなのだが・・・。

とうとうやってきたXによるXデー

 そんなある日の朝のミーティングの事である。Xは昨日となんか雰囲気が違っていた。服装とかではない。なんつーか、いつもよりも更にどす黒いオーラを出しているような気がしたのだ。そう、まるで大嵐の前のどんよりした曇り空のようなオーラを・・・。そしてである。とうとう彼はこのセリフを口にしてしまったのである。

「あいつはダメだ。オレはあいつのことを見捨てたから」

 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!キタキタキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!・・・・・・って言ってる場合じゃねぇ。Xからこのセリフが発せられる時、それすなわちXが後藤さんの指導を一切しない証!!前にも書いたがこの奥義を発せられてしまうと、迷惑をかけられるのは女性陣(主にワイ)になってしまうのだ。今までXが面倒を見たり指導をすることで製造の現場で食い止められていたミスが、検査の方まで流れてきてしまうやろがい!!!それは避けたい!!いや、絶対避けるべきぃ!!!!

ワイ「いや、絶対1回社長に相談した方が良いって」
X「相談しても意味ないの分かってるから」
ワイ「いや確かにそうなんだけど、相談したっていう既成事実を作っておかないと」
X「もう無理。オレはあいつのことは無視する」

・・・ダメだこりゃ。Xは「もう人のアドバイスは一切聞かないモード」に突入してしまっている。こうなるとワイでも手を付けられない。こりゃやべぇwww

ワイ「でも、そうしたら後藤さんをどうする気?遊ばせておくの?」

そしたらXのヤツ、とんでもねぇ事言い出しやがった。

X「後藤には、今ウチの会社にある成形機の2台を完全に丸投げする。その内の1台はY社の成形機にする」
ワイ「え、ただでさえ基本的な助手のような仕事も出来ないのに、2台をすべて後藤さんに任せるの?どう考えたって無理じゃね?」

 そう、ただでさえ初歩的な間違いを頻発させている人間に、金型の取り付け→原料の準備→成形までやらせるなど、自殺行為過ぎる。これだと弊社死んじゃうよぉww

X「だから、その内の1台をY社の成形機にするんだよ。そうすれば、Y社の方に不良が行って、社長も後藤が仕事出来ないって分かるんじゃない?」

 ・・・せやろか?確かにこの記事で書いたように「Y社に置く場所がないから」と、弊社に置かれている成形機がある。Y社の製品を作ってはいるが、結局それを製造・管理しているのはXなわけで、事実上弊社の成形機のような扱いになってしまっている。それを後藤さんに丸っと任せてしまうのは、さすがに無謀すぎやしないか???
 しかも、あの頭がクッソ悪い社長が「不良が多いなぁ。もしかして後藤さんって仕事出来ないんじゃないか?」って気が付くと思うか??むしろ「きちんと優しく指導しない工場長が悪い」になりそうで怖いんだが???

X「俺は、後藤が出勤してきたら、やることを書いた紙を渡すだけにする。後藤に2台任せることは社長に俺から言っておく。後は知らん」
ワイ「いや、社長に機械を任せることを報告するんだったら、その前に後藤さんがポンコツなことを報告するべきでは・・・・・・」
X「俺はあいつのことを見捨てたから」

 色々とフラグが立ってしまった。このままいけば、弊社は女性陣をも巻き込んで地獄になってしまうのは目に見えていた・・・・・・食い止めたいワイと無視したいX。これから一体どうなってしまうのか・・・・・・次回へつづく。

 

タイトルとURLをコピーしました