飛び込み営業の話 

仕事の脇道

何様ですか? その2(前回の記事)

 さて、記事が少しずつ(本当に少しづつ)核心に迫っていく中ここでワイもちょっと一休み・・・と行きたい所だが弊社にそんなほのぼのした話題はないです(白目)。って事で本筋からはちょっと外れるが社長のクソエピソードでも見て行ってくれ。

自分だけ良い顔しい

 弊社はこう見えても一応会社なので飛び込みの営業の人間がたまに来ることがある。今回はその飛び込み営業のなかで2つの案件について書きたいと思う。
 まずは1つ目。コーヒーマシーンとカプセルの売り込みの営業の話である。ある日、社長と仕事について事務所で話している時に女性の営業が飛び込みでやって来た。コーヒーマシーンとカプセルを無料で2週間置かせてもらって、良ければ契約してほしいという話である。
 社長はワイに「お昼コーヒーとか飲む?」と聞いてきた。言っておくが弊社はオシャンティーなオフィスなどではない、クッソ小汚い工場である。それに、皆お昼休みは自分でお茶を持って来ていたり、時には会社の前の自販機で飲み物を買ったり、寒い日はスティックコーヒーなどを飲む事もたまにはあるが、頻度は高くない。つまり、結論として飲まないのである。
 なのでワイは「みんなコーヒーは飲みません。そもそもコーヒーマシーン置く場所もありませんし」と社長に返した。普通ならここで「申し訳ないけど」と言って帰っていただくのが妥当かと思う。だがこのクソ社長、営業の女性に「こういうのはノルマもあって大変だろうから・・・とりあえず置いてもらおう」とかふざけた事言い出したのである。いや、だから飲まないつってんじゃん!人の意見を無視するならなぜワイに聞く???
 営業は「ありがとうございます」と言った後、さっそくマシーンを設置させてほしいと言った。女性が勝手にやるわけにもいかずで、誰がその準備するのかね?と思っていたらクソ社長が「腹痛のシメジさん、設置手伝ってあげて」だとよ。いやいやいやいや、反対意見のワイになぜやらせる?言い出しっぺのテメェがやれば良いだけでは??しかもワイはチョー忙しくて使いもしないコーヒーマシーンに構ってる暇などないんだが?
 だが営業が笑顔で「よろしくお願いします」と言ってきたので、ワイは自分の貴重な時間をコーヒーマシーン設置という下らない事に使う羽目になった。何とかスペースを開けて機械の説明を聞くが、ワイは設置反対派なのでテキトーに聞いていた。説明書も置いて行ったので別にワイが聞く必要性もないしな。設置を終えた営業は帰って行った。
 結局マシーンが設置されて2週間の間、誰もマシーンに触ることはなかった。それどころか「こんなの要らないのに・・・」と言われる始末。まぁそうだよな、飲まないんだから。そして2週間後、営業が再び来て全く使われてない様子に残念な表情をしていたが、要らんもんは要らんのだからワイが丁寧にその後の契約をお断りした。営業はマシンを撤収して帰って行った・・・。
 この件で問題なのは、要らない物を導入するためにワイの貴重な時間を奪われてる事と、営業に期待を持たせてしまう事、結局断る役目は社長自身ではなくワイという事である。最初っから要らねぇっつってんのに、無視して「ノルマあって大変だろうから・・・」ってお前、人の事心配する前に自分の会社の事心配するのが先だろうがよ。会社がずっと赤字で従業員に還元も出来てないくせに、他社の他人の営業成績気にするのなんて100万年早ぇんだよ。
 もう1つの件は、よくありがちな保険の飛び込み営業である。その時も社長が弊社に来ており、仕事の話をしている所へ女性が2人が来たのである。その内容も良くありがちな「定期的に御社へ伺っても良いか?」というもの。社長が居なかったらワイがその場でサクッと断ってしまうような案件である。ワイは入り口で対応したのだが、「ぜひ社長にご挨拶がしたい」と言うので、一応社長に中に通すか帰ってもらうか決めてもらう事にした。その時に「皆それぞれ保険入ってますし、前もそういうのありましたが誰も相手しないので途中から来なくなりました」と付け加えた。普通このワイの話を聞けば「話は断って帰ってもらう」の一択のはずだが、またもやこのクソ男「じゃあ、会うのはアレだから名刺だけ貰っといて!」だとよ。
 名刺をもらうという事は相手に期待をさせてしまうも同然の行為だ。仕方なしにワイが「一応名刺だけ頂いておきます」と営業に告げると、脈ありと思ったのか嬉しそうにする女性2人。「社長に会う事は・・・?」と聞かれたため「今忙しいので・・・」と答えると、「それでは来週御社にお電話おかけしまして、定期的に伺っても良いかのお答え聞かせて下さい」との事。本当なら社長が直接断れば良いだけの話だと思うのだが?そして翌週、言葉通り保険の営業から電話がかかってきて、ワイは「社長と検討しました結果、今回はご縁が無かったという事で・・・」と丁寧にお断りした。
 この2つの案件を見てもらえれば分かるが、ある構図が出来上がっている。営業を断れないクソ社長は直接断ることをせずに(出来ないが正しいかも知れない)一旦受け入れるという形を取る。相手の営業は脈ありと思って社長に感謝する。が、実際は導入する気などないので最終的には断る。で、その断るヒール役がワイという構図である。社長はその場で感謝され、後にワイは「断る」という重荷を背負う。ぶっちゃけ相手に期待を持たせた状態で断るのは、営業をかけられたその場で断るよりも気が重い。この社長、自分が断りたくないから「受け入れる」というラクな方に逃げ、後始末はワイというワケだ。なるほどな・・・いや、絶対おかしいやろ。

 

 この構図、どっかで見た事ないか?そう、クソ社長の仕事のやり方そのものなのである。自分は仕事を取って来るだけ、指示するだけあとはよろしく俺は知らない。こんなので果たして経営してると言えるだろうか?・・・言えるわけないっすわ。こんなクソ社長の性質は、ワイを、そして会社をも窮地に立たせるのであった。

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