Y社の内情を前回書いたが、当然ながらミスを繰り返す協力会社は取引先から目を付けられる。取引先の会社の、メーカーからの評価に関わってくる問題だからこれは仕方のない話とも言えるのだが・・・。今回はミスを繰り返すY社と、それを何とか阻止しようとする取引先のK社品質管理課との攻防の記録である。
全く反省してない
K社の品質管理課(略して品管)の課長は、数年前に新しい人に変わった。彼の名前を、仮に田中さんとしよう。田中さんは定期的な視察や、ちょっと問題が発生した時にたまに弊社に来ていた。弊社は極力ミスを出さないようにワイが踏ん張っていたので(弊社のミスの95%はパートタイマーに起因している。特にB)田中さんからは特に何も言われることなく、むしろ「このままの調子で頑張って下さい」とお褒めの言葉を頂くこともあったため、ワイも工場長Xも田中さんには全く悪い印象を抱いていなかった。
一方で田中さんに黒い感情を抱く奴が1人・・・そう、もうお分かりかと思うが社長である。前置きでも書いたように、ミスを繰り返すY社はK社に目を付けられており、頻繁に視察が行われていた。ここで前提として覚えておいてもらいたい事がいくつかあるので記しておきたい。
1・社長はK社に仲の良い山本さん(仮名・平社員)という人がいて、彼からK社の内部事情を頻繁に聞いていた(リークとも言う)。
2.K社はそこそこ人数がいるので当然派閥のようなものが出来ている。
3.田中さんは出世欲のようなものが強く、K社の人間からはあまり好かれていない。特に、田中さんはなぜか山本さんを毛嫌いしている模様(この理由は大体推測できる。ちなみに田中さんと山本さんは別の課)。
4.しかしながら品質管理の観点から言えば、田中さんが正しい事を言っているのも事実。
以上の4点を基本情報として頭の片隅に置いてもらいたい。ワイは田中さんの事を何とも思ってないにも関わらず、弊社に来て田中さんの悪口(聞く限り、愚痴ではなく悪口)を自分がスッキリするまで喋っていく社長。その内容と言うのが全部山本リークによるもので、田中さんはK社内で嫌われてるとか、誰々と言い争いになったとかそんな話ばかっり。おい、小学生かよ。
自分がいつも田中さんに品質管理の事で言われているからって、それに対して子供じみた悪口を言うのは論点ずらし過ぎでしょ。ミスを連発してるY社が悪いんだから、反省すべきは自分の管理の甘さのはずなのになぜか田中さんの悪口。そりゃ、あんたと仲の良い山本さんは田中さんから嫌われてるんでけちょんけちょんに言うだろうが、それはあくまでもK社の内部の話であってお前とは関係ない事柄だからな?それに田中さんの悪口言いに弊社に来てる暇あるんだったら、Y社に戻ってお前の使えない娘を指導でもしてろよ。こっちは忙しいんだよカスがぁ~!!!
しかもそのミスの内容を聞いているとかなり初歩的な内容のものが多く、同じことを連続でやらかしている。あぁ、まるでパートタイマーBのようだぜ!!しかもこの内容をワイに喋った後、どうしたらこんなミスがなくなるのか何かアイデアはないか聞かれるわけだが、お前社長だろ自分で考えろよ、もしくは娘にでも聞けや。どうすれば良いかはワイは分かっているが、単なる平社員だし提案したところで給料が増えるわけでもないし、Y社の事なんだからY社の中だけで考えろよ?な?
そんなミスを連発中のY社。だが、単にミスを連発したからという理由だけで田中さんに厳しく目を付けられたわけではない。そこにはこの話の肝というか、社長の本質そのものと言えるべき理由が背景にある。次回へつづく。

