工場長のXと仲良くなることに成功した私だったが、もう一つ人間関係において大きな問題を抱えていた。それはこの記事にも書いてあるように、「パートタイマーBさんの存在」である。私より15歳くらい年上の彼女は性格がかなりきつい上にミスも多く、常に悩みの種だったのだ。
口と態度だけはデカい女は好きですか?
Bは私が入社してから5、6年後くらいに伝手で入ってきた。ツテ入社はヤメロって散々社長に訴えてるのに全く聞き入れてもらえないワイ(´・ω・`)
Bの初出勤の日の事は、色々衝撃ではっきり覚えている。彼女は当時40歳前半だったと思うが、社長からは「経験者だから」と聞かされていた。私は一応指導する立場にあるので、初めて仕事をしてもらう日は同じような仕事をしたことがあるかどうか尋ねる(それによって、どこから教えなければならないか判断する)。Bは「やったことがある」と答えた。しかし、経験者だから出来るかと言えばそれはまた別問題なので、様子見で簡単な仕事からやってもらう事にしている。
Bには、とりあえず注文が入っており、なおかつ簡単な仕事をやってもらう事にした。その仕事において特に気を付けなければならない事を重点的に教え、「分からない事があったらすぐに聞いてください」と付け加えた。ぶっちゃけ、あんまり心配はしていなかった。なぜなら経験者であること、しっかりしてそうな雰囲気だったこと(大間違いだったけど)、そしてかなり簡単な仕事を与えたという「安心3点セット」だったからだ。
ある程度進んだところで、私は様子を見に行った(私の仕事は検査だけじゃなくなっていたので)。そして検査済みの製品を見て唖然とした。・・・ワイが重点的に教えた注意事項全部見逃しとるやないかい!
・・・ただ、これはもう少しこまめに様子を見なかった私の責任もゼロではないので、彼女には優しく指摘して私がやり直しを行った。初日だからな・・・と思っていたがその後も彼女は言ったこととは違うやり方をしたり、あまりにミスを重ねるので注意するとイラっとしたような不躾な態度を取るようになってきた。
私は人間観察が趣味なので日々考察しているのだが、「腹痛のシメジ調べ」によれば彼女の性格はマウント型。いつも自分がお山の大将でないと気が済まないタイプだ。だから、15も年下が現場仕切って自分に指示するのが気に食わないのである。
そんなこと言われましても、仕切るのは私の仕事だし勝手に伝手で入ってきたのはお前だし、そもそも偉そうな割にはミスばかりするし、私に非はないと思われる。私は自分の立場が上でも相手が年上という事はわきまえているので失礼な言動はしておらず、どうしても注意しなければならない場合も、極力相手の気分を損ねぬよう言葉を選んでいるのだ。
ここまで気を使っているにも関わらず、彼女の態度は会社に長く居るに連れて悪化し、それをグッとこらえて冷静に振舞おうとする私には相当なストレスだった。例えば、午前中の休憩前にBのミスが発覚→優しく指摘→休憩入る→ミスの事を気にする様子もなく休憩室で煙草をふかす(当時はまだ室内禁煙ではなかった)→その煙が私の顔にかかる・・・みたいなのが日常茶飯事だったのだ!くっ・・・屈辱・・・!!
ここら辺から私の体調に変化が現れる。胃痛だ。昔から胃は強くはなかったが、ギューと締め付けられるような胃痛が続くようになった。医者に駆け込み胃カメラを飲んだが、「粘膜的に異常は見当たらない。何かストレスなどはないか」と聞かれたので会社で起こっている理不尽な日々を医者に話した。
医者はこう言った。「まず、社長に室内禁煙にしてもらうように頼んで。ただでさえストレスかかってる所へ煙草の煙なんか吸い込んだら、治るものも治らないよ」と。私は目をキラーンと光らせ、医者に言われたことをそのまま社長に話した。社長みたいな年代のジジイは「医者を神様のように崇める傾向がある」のを把握してたので、この話は確実に通るだろうと踏んだのだ。案の定社長は直ぐにホームセンターに行き「禁煙ステッカー」を購入。室内全面禁煙となった・・・めでたしめでたし・・・ってなるかバカヤロウ!世の中は室内禁煙の波がとっくに来ており、従業員が体調崩す前にとっととやっとくべきだったのだ。体調崩してからじゃ遅いんだっつーの。
室内禁煙にはなったものの、煙草を吸い終われば結局顔を合わせなければならないので、煙が顔にかかること以外は当然改善されない。社長に言ってもダメ、優しくしてもダメ、指向を変えてちょっと厳しくしてもダメ・・・なぁ、お前何しに会社に来たの?って言いたくなるのをこらえつつ、ワイのストレスは積み重なっていくのであった。

