更なる悪化 その2

仕事シーズン2・中

更なる悪化 その1(前回の記事)

 さて、弊社でわりかし利益があったF社の製品『AB』の金型が、コロナによる不景気により引き上げられることとなってしまった。当然、これにはバカ社長の心は穏やかではないわけでありまして・・・。

しょせんは借り物

 弊社はしょせん孫請けの立場である。メーカー側や直接の取引先が仕事がいっぱいありすぎて自社でさばけなくて、なおかつ工数ばかり多くて利益が出にくいものが我々の元に回ってくるのが現状だ。ただ昔景気が良かった時期は、これでもそこそこの利益が出ていた。それは、品質管理が今よりもかなりゆるゆるだったためである。
 だが、今は完全に状況が変わってしまった。例えば100000個の良品を納めても、その後の1個の不良で取引先(場合によってはメーカー監査入る)に詰められる世界になってしまった。・・・完全に無理ゲーで草wwwww
 ただ、社長は自分がまだ儲かっていた時の感覚を忘れられずにいるのが現状だ。そのやり方しか知らないとも言えるが、経営を学んだこともない人間が思いつくことなんてたかが知れている。その方法とは『とにかく仕事をできるだけ多く取ってくる』ということである・・・・・・方法って言えるか?これ・・・??
 しかし、品質管理が厳しくなり、それに伴って同じ製品でも工数が増える事態になっており、昔の感覚で仕事を取ってこられても利益が出るどころかマイナスすらもあるのが現状である。なのに、バカ社長は「仕事さえ取ってこれば教」という怪しい宗教からずっと抜け出せず、ワイらが疲弊した挙句に利益が取れない→あれだけ仕事を取って来たのに思ったより利益がない→じゃあもっと仕事を取ってこようという無限ループに陥っていた・・・・・・本当に単なるバカじゃん。
 そもそも、バカ社長が製品の工数を全く把握していないという根本的な問題がある。ぶっちゃけ、工数も把握せずにどうやって利益取れるか取れないか判断してんだよ!って話である。全てにおいてどんぶり勘定で、なおかつそこに自分の「好き嫌い」が混じり、更には希望的観測まで混ぜている。現実的なデータや数字は全て無視!前にも書いたが、やってることはギャンブルそのもので大穴を狙ってるのと同じ。更に問題なのは、その勘すらも働かない人間なのでただ金をスッているだけなのだ。そんなことを繰り返しながら、今の今まで来てしまった哀れな人間である。
 ただ、その方法にも限界はある。それは、従業員が過酷な労働環境によって脱落していく時と(これは完全に後のワイ)、もう1つが今回のように不景気によって取引先から金型を返すように言われた時である。社長はバカなので、仕事をいっぱい取ってくる=金型が手元にあることで安心感が得られるようなのだが、金型はしょせん借り物に過ぎない。例えば金型を1000面(金型は面と数える)手元に置いたところで、取引先から「全部返してくれ」と言われたらそれまでなのだ。そこをこいつは分かっていない。
 不景気で金型を引き上げられるということは、当然ながら弊社にこれ以上出せる仕事はないということである。仕事を大量に取ってきてそれを従業員に安月給で捌かせることで成り立っていた(成り立ってないけど)ビジネスモデルは、貰える仕事がないことで完全に詰むのである。いやぁ~~、そんなことも想定できないとか、脳みそ融けてんのかな???

 こんな状況に陥りつつあった弊社。社長はバカすぎて想像力というものを全く持ち合わせていないため「困難に直面してから初めて困り始める」っていうね・・・・・・当然ながら事態はこれでは済まなかったのである・・・次回へつづく。


 
 
 

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