更なる悪化 その1

仕事シーズン2・中

例の人 ファイナル(前回の記事)

 さて、今までも散々地獄のような思いをしてきたワイであったが、今後更なる地獄に陥っていくことになる(白目)。

本当にプロ?


 弊社は、前社長時代からずっとお世話になっていた社会保険労務士の方がいた。ワイが以前に入院、自宅療養した時もワイが話を切り出す前に「傷病手当」の手配をしてくれて助かった。そんな社会保険労務士のOさんであったが、高齢のために労務士事務所を畳むという話になった。問題は、Oさんが引退した後の弊社を担当してくれる新しい社会保険労務士の確保であった。やる人がなかなかいないらしく、Oさんが紹介という形で後任は「K」という人物に決まったわけだが・・・。
 OさんとKを交えて話し合った社長。ワイらに「新しい労務士のKさん、労基に出入りしてる人らしくって、Oさんより厳しくなるかもしれない」と言ってY社に帰って行った。そもそも「厳しくなるかもしれないって」何?厳しいのは法律守ってないからだろそもそも従業員に言うんじゃねぇよそういうとこやぞ?この場合の「厳しい」は恐らく労働基準法に厳しいという事だと思うので、ワイとXは今の散々な境遇が少しは改善されるのではないかと期待していたのだが、その考えが甘かったことを知るのは、わりと直ぐのことである。
 弊社の勤務時間や時間外の申請は、給料の締め日に自分たちでタイムカードに書き込んで労務士にFAXすることになっていた(この時点でブラックすぎて草)のだが、なにせこのKという人物、Oさんより若いにも関わらずミスが多い。ワイらが申請した時間外を見逃して計算したり、ミスを指摘して訂正を求めてもなかなか返事が返ってこないなど。Xと一緒に「なんか、Kさんてミス多くね?」と言っていたりもしたのだが・・・。
 さて、「なんか知らんが厳しいらしい」Kさん。彼が弊社の労務士になり少しは何か変わるかと思っていたが何も変わらないどころか忙しさとサービス残業は増すばかり。しかもミスや見逃しが多く、「コイツ本当に労務士?」疑惑が出てくる有様。こういったことが重なったおかげで、ワイの中では「労基に出入りしている」というのは「労基のトイレかなんかに出入りしてるだけ」という確信に変わりつつあった。消火器を売りつける詐欺グループが、「消防署の方(向)から来ました」って言うのと一緒・・・。
 そして同時期、弊社はコロナの影響でじりじりと売り上げが落ち始めていた。この回でワイの心配した通りになりつつあったのである。そして弊社の売り上げに大いに貢献してきたF社の製品『AB』の金型を、この景気悪化によりF社が引き上げる運びになったのである。この製品『AB』は、ワイが早出残業でかなり無理をしてほぼ1人で仕上げていた製品であった。この状態が続けばワイの精神状態は今以上にピンチになること間違いなしであり、ワイはこの製品の引き上げを「これで少しは楽になれる」と内心喜んでいた。
 1人で無理してやってる状態が健全だとは思えないし、1人の無理のおかげで売り上げが保たれている事自体がそもそもあってはならない事であった。この状態を改善したく何回も社長に人の増員や、それが出来ないのであれば仕事を減らすことをお願いしてきたのだが、全く聞き入れられなかった経緯がある。それがコロナによる不景気で社長の意思とは関係なく強制的になされたのだから、ワイにとっては喜ばしいことでしかなかったのだ。

 一方この型の引き上げで困ったのは社長である。その様子は次回に書いていこうと思う・・・・つづく。

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