地獄よこんにちは その4

仕事シーズン2・下

地獄よこんにちは その3(前回の記事)

 後藤がやると上手く行かない問題のせいで初月からマイナス100万円という、今までの弊社人生の中で最もデカい赤字が出てしまったわけだが・・・・・・。

判明したとて

 あれこれ試行錯誤していた工場長のXだったが、この度やっと「後藤がやると上手く行かないその理由」が判明したのだという。結論から言うと、「製品が出来上がってから金具を金型に入れるまでのスパンが後藤は長い」ということである。詳しく説明していく。この製品は何回も書いているが、いくつかの細かい工程がまとまって1つの仕事となっている。

 1・金具を金型に入れる→2・機械が成形をしている(金具に樹脂をくっつけてる)間に→3・今出来上がって来た製品をゲートカット(いらない部分をニッパーで切り落とす)→4・検査→5・箱詰め→以下ループ・・・・・・

 これが一連の流れとなっている。製品が出来てきたら成形機の扉を手動で開けて製品を取り出し、金具を金型に入れる。その後、成形機の扉を手動で閉めることによって金型が閉まり、樹脂を注入する、という方式になっている。これは「手動で扉を開けている間は金型が閉まらない」という安全装置的な役割を果たしている。
 問題なのは、5番目から1番目にループするまでの時間である。普通の人間なら、1~5をやっても多少時間が余るくらいである。どういうこと言うと、次の製品が出来てくる時には5番目の工程まですでに終えている状態で、製品が出来上がるのを扉に手をかけながらもう片手には金具を持って待機している状態なのである。ところが、後藤の場合は製品が出来上がる間に5番までの工程を終わらせることが出来ない。つまり製品が出来上がってもまだ検査や箱詰め等の作業をやっており、成形機から製品を取り出すことが出来ない状態になっているのだ。
 これの何が問題かと言うと、取り出せなくて放置されている間に時間が経ちすぎて樹脂温度が下がってしまい、次成形するとそれが製品に影響してしまい不良品になる、というのが原因だと判明したのだ。はい、原因分かったね一件落着・・・・・・ってそうはならんやろ。これつまり結論として後藤の仕事が遅いってのが原因になるわけだから、むしろタチ悪い。まだオカルト的な要因の方が救いあったやつや・・・・・・。後藤にも出来るやろ、と見越して後藤にやらせたら見事出来てないのが判明しちゃっただけっていう・・・・・・。
 これの解決法は「1・後藤に早く仕事をやってもらう」「2・他の誰かにやってもらう」「3・やっぱりできませんでしたゴメンナサイと言って金型をU社に返す」の3択しかないわけだ。しかし、1番が出来るならもう50歳代の後藤はそもそもこんな事にはなってないわけで、望みは薄い。2番はそもそも後藤にやらせることを前提とした仕事なので無理。ってか、その前にやる時間ねえよ。3番が一番現実的なのだが、人間観察が趣味のワイの見立てではこのクソ社長、仕事も出来ねえし頭も悪いくせにプライドだけはやたらと高い。人に頭を下げることは絶対にしないタイプだ。しかも自ら「仕事クレクレ」しちゃったもんだから、「やっぱり返します」はコイツのプライド的に絶対にやらないだろう。ちっせえ男だなwww増水した川に流されろwwwww

 そんなこんなで、原因が判明したところで何の救いにもなりそうにないままであった。ダメな奴は何やってもダメ・・・・・・次回へつづく。

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