地獄へようこそ ファイナル

仕事シーズン2・下

地獄へようこそ その3(前回の記事)

 さて、弊社の12号機で100%後藤の手によって作られたY社の製品は工場長Xの事前チェックを受けることもなく、製品を取りに来たY社の社員水木さんの手に引き渡されたのである。

思った通りだった

 Xはウキウキしていた。今まで後藤が作った製品で、まともに作れたものは1つもない。つまり失敗率100%なわけで、Y社に引き渡した製品が不良品だらけなのは間違いない。つまり社長や社長の嫁に現場からその報告が行けば、後藤の能力が疑われるのは間違いないとの事。

X「社長がどういう反応するか楽しみだね~~」
ワイ「・・・・・・(せやろか?)」

 Y社に製品が引き渡されてから約2時間後、Y社から電話がかかって来た。ワイが電話を取る。

社長の嫁「あ、工場長いますか?」
ワイ「はい、少々お待ちください(キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!)」

 Xの元に行き、Y社からの電話だと伝えるワイ。タイミング的に例の製品の話であると悟ったXは、ウキウキしながら電話に出たのである。その数分後、電話を終えたXはさっきのウキウキはどこへやらしょげていた。何となく事情を察しながらも、何があったのか聞くワイ。

X「後藤の作った製品、やっぱり大量に不良混じってたんだって」
ワイ「ふむふむ、やっぱりね・・・・・・」
X「そんで奥さんが、『あまりにも不良が多すぎます。後藤さんのこと、工場長がしっかりサポートして下さい』って・・・・・・」
ワイ「・・・・・・(やっぱりな)」

 ワイの予想は当たってしまった。確かに、後藤のミスの多さを社長に言わずに指導を一切放棄して、大量に不良が出てしまう今の状態は絶対に良くない。だが、今の後藤の様子だとサポートしてどうにかなるレベルではなく、100%工場長が代わりにやらなければならなくなるのも事実。だからこそ、サポートだけではどうにもならないかもしれないということを事前に社長の耳に入れておくべきだったのにそこをすっ飛ばしたもんだから、今回のようなことになったのである。これじゃXが一方的に後藤に意地悪をしている、という印象を抱かれてしまうではないか。
 更にダメなのは、「後藤のサポートを」と言われたときに、Xが反論しなかったことである。電話でダメなら直接弊社に呼んででも今までの経緯を話すのが筋だろうに、社長やその嫁を直接目の前にすると(今回の場合は電話だったが)何も言えなくなって長いものに巻かれてて、今までもずっとそうだったから見てて余計にイライラすんぜ。
 ぶっちゃけ今までの長い経緯を見てれば分かると思うが、どう考えても社長夫婦(とその子供)は普通ではない。普通だったら、そもそも弊社はこんなことになってないからな?はっきり言えるのは、彼らはどうしようもないレベルで他責思考であることと、頭の中がぐちゃぐちゃで、物事の要点や経緯などを一切忘れている、もしくは見て見ぬふりをしているという点である。
 確かに後藤のサポートはいるだろうが、それとセットで後藤に対する根拠のない高評価を再考する必要はあるはずだ。だが実際はXだけに負担を押し付け、後藤の仕事の能力は一切考慮しない、という考えになってしまっている。その原因は、前記の通り社長夫婦の考え方が普通ではない、ということと後藤が「自称友人の田中さん(実際は友達ではなく、田中さんの方が立場が上)」からの紹介で入社しているためであると推察できる。つまり、社長夫婦は現実を見て人に指示を出しているのではなく、好き嫌いや損得などの「自分のお気持ち」で指示を出しているということである。おい、ふざけんなよwww

 そんなお気持ち経営の社長夫婦、そしてそんな彼らに何も言えないX、そして相変わらずポンコツな後藤。このストレスマックストリオのせいで、弊社は更に地獄へと落ちていくのであった(地獄しかなくね?)・・・・・・。
 

タイトルとURLをコピーしました