さて、成形は工場長のX1人、検査梱包は事実上ほぼワイ1人のクソみたいな体制で大量のABの製品を捌かなければならなくなった弊社。納期に追われる中、ワイはある決断をせざるを得ない状況に陥って行ったのである。
追い詰められて
パートタイマーAの終業時間後に計量梱包作業をしていたワイ。だが、ワイの仕事はABの製品だけではない。既存のF社の仕事の他に、本来ならばパート達だけでこなさなければならないはずのK社やU社の仕事もワイが手伝わないと間に合わない状況になっていた。それに加えてちょっとした事務系の仕事や電話対応にも追われていた(パートは絶対に電話取らないマン状態)。そもそも、前にも書いた通り今回のABの製品はF社では専用のチームを組んでやっていたものである。それをほぼワイ1人でやらなきゃならないとか、計算合わなさ過ぎて草。
弊社は終業時間後の夕方でも普通に取引先から電話がかかってくるため、その対応に追われることも珍しくなかったのだ(これって取引先もブラックなんじゃ・・・)。そして、明日の出荷の準備などもしなければならない。つまりパートのBが帰宅後も、ABの仕事に100%専念できるかと言ったらそうではなかったのである。
ワイは悩んでいた。ぶっちゃけ、パートは全くと言ってよいほど当てにならない。それどころか自分たちに割り当てられた最低限の仕事すらワイに投げてくる始末。電話には出たがらないから、納期遅れのクレームは電話を取るワイが受ける事になり精神的にダメージが来るため、ワイも仕方なしに仕事を手伝う羽目になる。かと言ってその事を社長に相談しても「仲良くしなきゃ」としか言わない。工場長のXも陰では「出来ない」「キツイ」「無理」と言ってるくせに、それを社長の前では「何とか出来ています」と嘘をつく。ワイはいつも以上に四面楚歌の状態だったのである。
ワイは思考が停止していた。今だったら「会社を辞めるべきだった」と思える。だが、この時点ですっかりブラック企業のトラップに引っかかってしまっていたワイはむしろ「弊社はまだブラックではなくグレー」くらいに思っていたのである。ここで思考停止中のワイが導き出した答えがあった。それが『早朝出勤』だったのである。早朝であれば取引先から電話がかかってくることはないし、こんなクソ田舎でも一応ある「渋滞」に巻き込まれなくても済む。とりあえず明日からでも試しに早朝出勤してみよう、とワイは思ったのであった(1番やっちゃダメな選択)。
この記事でも書いた通り、会社は「1カ月につき42時間以上の残業代は払わない」宣言をしている(ならこれ以上仕事取ってくんじゃねぇよこのクソボケ)。ワイも極力サービス残業などはしたくない(とは言え弊社は30分単位でしか時給が付かないようになっており、その時点ですでに違法かつ30分に満たない端数の時間も仕事をせざるを得ない状況にあったためサービス残業してるも同然なのだが・・・)ので、何とか月間残業時間42時間に抑えるためには邪魔が入らずに1番効率良く仕事が進む早朝出勤が良い、との判断であった。・・・当時のワイに言いたい・・・「やめとけ」と・・・。
こうしてワイの「早朝出勤」が始まった。今までも就業開始時間よりも30分~1時間は早く出勤していたが、それよりも早い時間に出勤することにしたのである・・・これはもはや嫌な予感しかしないが、当時のワイは「早朝に出勤して効率よく仕事をした分、早く帰れるかもしれない」という思惑もあったのである・・・次回へつづく。

