溝 その2

仕事シーズン2・下

溝 その1(前回の記事)

 さて、事務所に女性陣だけ集まって話し合いした結果「今の大量の仕事量はヤバい、これ以上出来ない」との結論に達しそれを文章にして社長に伝える形で意見がまとまり、近いうちに実行するはずだったのである。ワイがメールを見るまでは・・・・・・。

怒り

 メーラーを見ると、取引先のU社から、Y社(社長の会社)と弊社宛にメールが来ていた。U社は、弊社にメールするときは弊社だけではなくY社にも同時に送っている(社長が常にいるのはY社だから)。しかも今回来たメールは1通だけではなく、社長がすでに返信している形跡があり、なおかつ写真なども先方から添付されていた。
 「ナニコレ」と思ったワイは、そのメールのやりとりをみて血の気が引いた。慌てて、話し合いが終わって仕事に戻ろうとしているパートタイマーを「ちょ、これ見て!」と引き留めてしまった。足を止めるパート達。顔の血の気が引いているワイ・・・嫌な展開しかなくて草ww
 パートがパソコンの前に集まって来る→ワイがメールの文章や添付の写真を見せながら説明する→理解したパート達、動きが止まる・・・・・・全員無言・・・・・・。さて、このメールの内容とは何だったのか。クレーム?いや違う。実はこのメールの内容、ワイら従業員には一切内緒で、U社と社長の間で勝手に進められていた新しい仕事の話だったのである・・・おいwwふざけんなwwwなんで実際にそれをやる従業員に確認取らないの?なんで従業員の存在無視してんの?そういうとこやぞ??? 
 しかもやりとりを見る限りもうすでに「やる方向」に話は進んでしまっており、このままでは決まってしまう状態。これはヤバいと感じたワイは、慌てて工場長のXを事務所に呼び、メールを見せながら状況を説明した。

ワイ「これ半自動成形だし、ウチじゃ絶対無理だよね?」
X「あ~、もうこれ以上はムリ。出来ない。今でさえ出来てないのに」


 そう、この製品が無理だと思うポイントに、「半自動成形だから」というのがある。一応説明すると、半自動成形の製品は100%樹脂ではなく、金具が入っている。その金具は自動的に取り付けることが不可能であり、必ず人間1人が成形機のそばについて、製品1個仕上がるたびに取り出す→金具を型にはめる→という作業をやらなければならない。その半自動成形の製品を作っている間、従業員のだれか1人が他の仕事を一切せずにそれ専属で付きっきりでやらなければいけない、ということである。つまり経費と時間がとてつもなくかかってしまうのである。
 
ワイ「でも、もうやる方向で勝手に話が進んでる」
X「ムリムリムリ(頭を抱える)」
ワイ「実は、今女性陣で話し合ってたばかりだったんだけど・・・・・・」


そう言って、近いうちに社長に対して「これ以上はムリです」的な嘆願書を書いて提出する予定だったことを伝えた。

ワイ「でも、今このメール見てたら時間的に余裕がない」
パートB「社長にここに来てもらって、今すぐ話し合った方が良いと思う」
ワイ「工場長は、ぶっちゃけ今の仕事量どう思う?」
X「もう無理だよ。それなのに新しい半自動の製品なんか来たら・・・・・・」
ワイ「だったら、社長と話し合うしか方法がない。
と言うことは、これ以上ムリなのは弊社の総意、ってことだね」
パートB「私たちが電話するのもおかしいから、工場長が社長に電話して、社長に来るように頼んでください」

X「え?オレが?」

当たり前じゃんwwお前、工場長なんだろwww今まで散々威張ってきてたろうがwwwwこのクソがよwwwwwwwwさて、草が止まらなくなったところで次回へつづく。

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