さて、前回うっかり上田に関わってしまったワイだったが、この後上田に更にガッツリ関わって行かなければならない出来事が控えていたのである。
足手まとい
最初に上田が成形していた「ハンドルA」の成形が終わり、次はワイが後処理をしなければならない「ハンドルZ」の成形に入ることになった。仕事のやり方についてはパートタイマーのBと工場長のXに丸投げしておけば良いので、そこで何も問題なければ、もしかしたらワイが上田に関わらなくても良い可能性も出てくる・・・はずだった。
この「ハンドルZ」は、今までやっていたハンドルAよりも簡単である。検査も箱詰めもしなくて良い(ワイが後処理する)製品なので、金具を金型に入れる事と、ゲートカット(製品と不要な部分のニッパーでの切り離し作業)のみに集中できる。ただ、過去にこの簡単な作業すらもまともに出来なかった人物が存在しており油断は禁物だが。
このクッソ簡単な作業の指導に取り掛かったBであったが、これまた苦戦している模様である。今回のハンドルの切り口は「ハンドルA」のカーブがかったものとは違い、真っすぐである。つまり、ゲートカットの種類としては基本的なものに当たるのだが、それが上手く出来ないだとよ。基本的な作業が出来ないとか、話にならんのだが?
こうして上田のやり始めの製品をBがワイの元に「多分切り口高いのあると思うから、ごめん」と言って持ってきた(Bが謝るとは珍しい。ハリケーン来るで、これ)。最初は中々慣れない事もあるだろうからある程度の切り口の高さは覚悟していた。だが、製品をバリ取りしながら検査を始めたワイは、処理を進めるに連れて「ちょ、待てよ」とまるでキム〇クのような突っ込みを心の中で唱える事になる。
ワイが想定していたのは「多少切り口が高い製品(1~2mmくらいの切り残し)」だったのだが、今回上田がやった製品の切り口はなんと5mm。・・・はぁ?5mmともなると、もはや「綺麗に切ろうとする努力」は一切感じられず「何も考えずに切っているだけ」という感じである。さすがにこれはひど過ぎる・・・そう思ったワイは「ちょっと切り口高すぎる」と言って、Bに実物を見せた。Bは「ちょっと上田さんに注意してくる」と言ってその製品を上田に見せに行き、ついでに指導もした模様。ただ、指導したところで上田が上達する事は無いだろう・・・というのが正直な感想である。だって弊社に来てもう何カ月になるよ?これで出来なきゃ一生出来ねぇわww
Bが再び指導した後の製品をワイが再び後処理する。だが、ゲート口は相変わらず高く、何なら前よりも酷くなってる感すらある。これでは、ゲート口を処理する作業もワイがやらなければならなくなるため、その分の時間と負担がワイにかかってしまう。既存の人間(主にワイ)にこれ以上負担がかからないように雇ったはずの上田が、逆に負担を増やす存在になってしまっている。上田雇った奴絶許。
ゲート口が直ってない事を再びBに告げるワイ。それを見て首をかしげるB。これに関しては別にBの指導の仕方が悪いわけではないだろう。恐らく、誰が指導してもどんな指導をしても上田が仕事を人並みにこなせる事は永遠にないだろう。これはあくまでも上田自身の問題なのだから。再びBが指導に行く→指導後の製品を見てワイがキム〇クになる→Bに報告→ふりだしに戻る・・・を何回か繰り返したが、これ、もはや上田にやってもらう意味あんのか??
さすがにこんな事を何回も繰り返していては、Bの手持ちの仕事も進まない。B自身もげんなりしている様子である。仕方ないので、今度はワイが直接上田に言いに行くことになった。だが、予想通りではあるが何回指導してもありえない高さのゲート口の製品が見つかる。こいつ学習能力皆無かよ。更に「まだ高いの出てくるんだけど」と該当製品を見せに行ったワイに上田は「あ、高いのはそれだけです」と言うも、その後の製品からもゲート口が高いものがごっそり見つかるというとんでもない事態に陥っていた。こういう咄嗟のウソをつく奴、どっかで見た事ある光景だと思ったら町田の時と一緒やわ・・・。基本的な仕事も出来ない、やる気ない、常識もない、更に謝らない上に咄嗟にウソをつくとか、ぶっちゃけ仕事が出来ないだけならまだしもこれだけのマイナス要素しかない奴を相手にすると、ごっそりとこちらのHPとMPが持って行かれる。仮にこれがRPGのゲームなら、完全に行き倒れゲームオーバーですわwwwワイも久しぶりの上田の指導でげんなりしていた。上田と関わらずにいるのはどうも不可能なようである。ワイ何も悪い事してないのに何の罰なんだよこれ・・・。
こうして、げんなりしたワイとB。Bとは別に仲良くはないがこうなると打つ手もなく自然に「上田をどうすべきか」という話をお互いにするようになっていく・・・次回へつづく。

