一線を越えて その11

仕事シーズン2・下

一線を越えて その10(前回の記事)

 そんなこんなで、その日は1日中暗かった工場長のX。まあこうなってしまったもんは仕方ないが、色々複雑すぎてXだけが100%悪いとも言えないのが厄介なところではある。

はい?

 その翌日、後藤は社長を強力なSPとして出社してきた・・・・・・まあ、恐らく後藤から言い出したわけではなく、社長自身の判断かと思われるが。昨日の今日だからそれも仕方ないのかと思いつつも、後藤の年齢(50代で社長と一緒くらい)を考えると、なんとも言えない気持ちになったのは内緒だ。まるで後藤の保護者みたいで草。
 社長は昨日とは打って変わって穏やかになっていた。まるで昨日の事はなかったかのようにXにも接している。素晴らしいって思った?しかしながら、人間観察が趣味のワイから言わせれば別に社長が人格者だから昨日の事を水に流したのではなく、単に脳みそスッカスカすぎて昨日の感情を忘れただけである。そのせいで今までも弊社は尋常じゃない被害を被ってるわけだよ。
 そんな中、なぜかワイが社長に事務所に呼ばれた。Xは呼ばれてはおらず、なんでワイ1人やねん?という疑問よりも先に社長と二人っきりとか地獄かよという感情が先に来ちまったぜ(過去に社長にパワハラされてるため)。椅子に座るように促されるワイ。嫌々座る。何の用だ早くしろ、と思っていたら社長が話し始めた。

シャチョ「ちょっと聞きたいことあるんだけど・・・・・・昨日の出来事は知ってるよね?」
ワイ「ハイ」
シャチョ「どうして工場長あんなことしたのか、何か知ってることない?」

 オイオイオイオイ、それは昨日テメェがXに直接聞くべきことちゃうんか???感情で怒るだけ怒って「次やったらクビ」とか言ったくせに、今日になってそれ人に聞くって、順番間違い過ぎてて草も生えねぇ。クソがと思いつつも、これは現状打破するチャンスかもしれない、と思い直し真面目に答えることにしたワイ。

ワイ「実はですね・・・・・・後藤さん、仕事出来なくてミスばっかりしてるんです」
シャチョ「・・・えっ・・・そうなの?そんなこと工場長から一切聞いてなかったけど・・・・・・」


と驚いた表情をする社長。なんで驚くんだよ?確かにXは後藤のポンコツっぷりは一切社長に報告していない。だが、テメェのその目で確認する術はあったはずだが?後藤の仕事っぷりを実際に自身の目で確認もせず、仕事が出来ると最初から勝手に思い込んでいたお前に落ち度が一切ないとでも?と言いたいところをグッと我慢してワイは続けた。

ワイ「工場長には社長に相談するように何回も言ったんですが、なんか言うのがイヤだったみたいで・・・それで我慢の限界に達してあんな感じになったんだと思います」
シャチョ「・・・・・・そうなんだ・・・・・・」

そうなんだ・・・・・・じゃねーよハゲ。

シャチョ「・・・後藤さんて、どれくらい仕事出来ないの?人より多少時間かかるとか?」
ワイ「型替えだけで軽く半日はかかります。その後成形してもらっても、ほぼほぼ不良しか作りませんし、見直しだけで時間を取られます。工場長が何回指導してもダメだったみたいですし」
シャチョ「え?そんなに?」


そう言って腕を組んで黙りこくってしまった社長。そのまま一生動かないでいてくれるかな?そのまま川に捨てるからさ。まあ、固まるのも無理はない。満を持して迎え入れた期待の新人(50代)がウルトラスーパーポンコツ君だったわけだからな。だが「自称友達」の人間から、素性が良く分からない人間を紹介してもらいソッコーで雇ったのはお前なんだが?お前にも責任あるの分かってんのか?

シャチョ「・・・どうしたら良いかなあ・・・・・・」

 ソッコー後藤をクビにしろやと言いたいところだが、今までの経験則から言って恐らくプライドだけは高いクソ無能の社長にその選択はない(Xにはクビって言うくせにな?)。しかもそれを考えるのがテメェの仕事なのに、ワイに聞いてくるとか、お前の存在意義って何?とりあえずワイに意見を求めるなら相談料寄越せよ・・・・・・次回へつづく。

↓Amazonに飛びます 


アハロバター シャンプー トリートメント セット モイスト&リペア オーガニック シアバター アルガンオイル 380ml [単品] ヘアケア 日本製 ブルームサボンの香り


 

 

タイトルとURLをコピーしました