さて、例の出来事以降「退職」という言葉が頭の中にチラつき始めたワイ。親には愚痴ったものの、親が「出来れば辞めてほしくない」と思っているのは何となく察しがつき、ワイは誰にも相談できないまま悶々と1人で悩んでいた。それが辛くなり、とうとう工場長のXに言ってみようと思ったのだが・・・。
他人ごと
Xに言った所で、何か答えが得られるわけではない事は最初から分かってはいた。ただ、例の出来事についてのワイの感情はXには打ち明けておらず、例え相手がXであろうとも、自分の考えや感情を口に出せば多少は楽になるのではないか・・・と考えたのだ。ワイは終業時間後、Xに声をかけて話を聞いてもらう事にした。Xが事務所にやって来る。
X「話ってなに?」
ワイ「実は・・・私退職考えてる」
X「いきなりどうした」
ワイ「この前私が休み明けに事務所で皆に謝ったやつ、あれ、謝ることを社長に強要された。『皆に迷惑かけたんだから』という理由で」
X「あれおかしいと思ってたんだよ。なんであそこで主任が謝る必要があるのか分からないし、迷惑なんかかかってないし」
ワイ「今、辞めるかどうするかめちゃくちゃ考えてる。でも今後の事を考えると、躊躇するのも事実。しかも、早出残業ばっかりで職探す暇もない」
X「もし、主任が辞めたいなら止めないよ。俺だって辞めたいし」
ワイ「は?」
おいおい、いつものごとく突っ込みどころ満載だな?そもそも「ワイが社長に謝ることを強要されてるのがおかしい」っつうんなら、なぜその場で疑問を呈さなかったのか?お前その場に突っ立って黙って見てただけやんけ?せめて一言その場で「迷惑はかかってないよ」とでも言ってくれたら、ワイはここまで精神的ダメージ食らわなかったのでは?そもそもワイがこうなったのも、原因は社長の他にXのせいでもある。お前が物理的に絶対に不可能な仕事を、断らずに奴隷のように受け入れた結果がこれなワケだが、自覚ない?
そして「俺も辞めたいし」というセリフ。辞めたいなら、なぜ社長に対して従順な奴隷になってんの?辞めたいなら出来ない事は出来ないってきちんと社長に言えよ。Xが何も言わないもんだからワイばっかりがこの身を削って社長に提言していたその結果がこれだよフザケンナ。お前、1つでも自分の身を削ったか?保身ばっかりで1つも削ってないだろ?結局は「辞めたい」と言いつつ「ここにずっといたい」が本音なんだろうがよ。社長の言う事さえ黙って聞いてりゃ、工場長としての役割果たしてなくても何も言われないもんな?・・・このクソがぁ!!!
こいつ、今までワイに助けられまくってるにも関わらず社長に何か言われたくないもんだからワイに一切助け舟を出してこなかったわけで、分かっちゃいたがここまで自分の事しか頭にない奴と思わなかったわ・・・。そもそもあの出来事があった後も、今回の事件のきっかけとなったEGZの製品は未だに弊社の仕事になっており、相変わらずワイが必死こいてやっている状態。その状態をXは未だに黙って受け入れているだけで、社長に一切報告していない。そんな状態を放置しておいて工場長としての資格は一切ないから、ワイにお前の給料半分よこせ!!!!
こいつに言っても何も得るものがなかったどころか、逆にMP削られてしまった。仕方ないので、ワイはとうとう退職の意思を社長に直接伝える事にしたのである・・・次回へつづく。

