さて、結構酷い症状のような気がするのにかたくなに救急車を呼ぼうとしないBの事が気になったワイは、パートのAさんに電話をかけていた。
似た者同士
Aさん「もしもし」
ワイ「おはようございます。シメジです」
Aさん「おはようございます」
このように一通り挨拶を交わした後、ワイはさっそく本題に入った。
ワイ「実は今Bさんから電話がかかってきて、どうも熱中症っぽい症状なんだけども、本人が救急車呼びたくないって言ってて。でもこちらとしては彼女に何かあった場合困るし・・・」
Aさん「そうだねぇ・・・」
ワイ「そんでさ、悪いんだけどAさんってBさんの家の場所知ってたよね?こちらでAさんのタイムカード押して出勤という形にしておくから、出社せずにそのままBさんの家に行って、医者に連れて行ってくれないかな?」
Aさん「いいよ~」
こんな感じで話はあっさりまとまった。ワイはBのスマホに電話をかけた。
B「もしもし・・・」←かなり弱ってる
ワイ「シメジだけど、今Aさんに電話かけてBさんの家に迎えに行ってもらうように頼んだから、準備しておいて」
B「ありがとう」
こうして、Aさんは出社せずにBを迎えに行き、ワイはAさんのタイムカードを打刻した。
Bは同じ町内のクリニック(自宅とは離れてるが)を行きつけにしており、今回もそこに連れて行って欲しいと電話口で言っていた。Bの家からそのクリニックまでは道の混雑具合にもよるが車でおよそ20~30分といった所か。行き帰り合わせて、遅くてもAさんは10時半~11時までには出社して来るだろうとワイは踏んでいた。
ところがである。11時になっても一向にAさんが出社してくる気配がない。おっかしいな~~と思いながら、もうすぐお昼、という時間になってしまった。頭に中にクエスチョンマークしか浮かばなくなってきたその時、ようやくAさんが「遅くなりました~~」と言いながら出社してきた。「遅かったね」と言うワイにAさんは衝撃の事実を話した。
Aさん「点滴に時間がかかって・・・」
ワイ「てんてき??????」
Aさん「Bちゃんの点滴が終わるまでずっとクリニックにいて、帰りも送って行ったからこの時間になった」
えーーーと、つまりあなたは家族でも親戚でもないBの付き添いをずっとしていたという事でよろしいか?確かにワイは「クリニックまで送って行って」とは頼んだ。だが、付き添って帰りも送って行けとは一言も言ってねぇぞ?仲が良いし心配だったのかも知れないが、割り切りなさいよ。てか、そんな事するならこちらに一旦連絡よこせよ。
BもBである。帰りはタクシーで帰って来いよ。なんで同僚をタクシー代わりに使ってんだよ。そりゃあタクシー呼べば金かかるもんな。もしかしたら個別にお礼をしてる可能性はあるが、それでもタクシーより安くつくもんな?熱中症になってもなお図々しくて呆れるわ。
今回の事は、Aさんにとっては『仕事をさぼる良い機会』になり、Bにとっては『タクシー代を浮かせ、なおかつ家族に心配をかけさせないで済む』という、両者にとってメリットがあったため、起こったと言える。そのため、社会的な常識は完全に無視して自分達さえ良けりゃそれでいいという考えに至ったのだろう。
この件で割を食らったのは、忙しい中Bの体調を考慮しつつ色々手配をして、午前中の仕事を丸々1人でこなさなければいけなくなったワイである。お前らはいいよ、好き勝手やっても2人にとってはメリットしかねぇんだから。だけど、そのせいで迷惑かかってる人間がいる事が頭からすっぽり抜けてるだろ?もちろん、Aさんに対して迎えに行ってもらった事に関しては感謝はしてるが、その後がいただけない。
2人とも50代半ばの人間である。いい加減に自分の周りに気を配ることも考えてもらいたいのだが、それが出来てないから仕事上でもワイだけが苦労を強いられている状態。そもそも救急車呼びたくない迎えに来て!って頼む事自体がおかしいんだよクソがっ!!
非常時ですらこんな状態のパート達。当然仕事でもそのアタオカっぷりは存分に発揮されているのでありましたとさ・・・とほほ。

